2012-03-05 第180回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
お尋ねの調査でございますが、この調査は、民間資金による町家等の歴史的な建物の保全、活用ですとか、歴史まちづくりの専門家組織の育成など、地域の持てる歴史的風致を生かしてまちづくりを進めていく上で、言ってみれば全国共通的な課題への対応を検討しようということで、市町村等を公募いたしまして、対策を実施するとともに、その成果を全国で共有することにより、歴史まちづくりに取り組む市町村等を支援しようとするものでございます
お尋ねの調査でございますが、この調査は、民間資金による町家等の歴史的な建物の保全、活用ですとか、歴史まちづくりの専門家組織の育成など、地域の持てる歴史的風致を生かしてまちづくりを進めていく上で、言ってみれば全国共通的な課題への対応を検討しようということで、市町村等を公募いたしまして、対策を実施するとともに、その成果を全国で共有することにより、歴史まちづくりに取り組む市町村等を支援しようとするものでございます
残された文化財、単独ではなかなか行かないということで、それを取り巻く町家等の歴史的な建造物を一体として保全しようということでありますので、そういった意味では、その地域の皆さん、地域の住民の方々、あるいはNPOの方々が、そういった行為に積極的に関与していただくことが大事でございまして、そういったことで、この法律案につきましても、そういった計画づくり、あるいは事業の実施面で地域の皆さんが果たすべき役割を
重点区域につきましては、当然、コアになる重要文化財、それから、それを支える周辺の町家等の建造物群がある、そこで生業なり生活が営まれている、そういうものを計画として盛り込むということでございます。関係者は、その計画に沿って、それぞれの務めをしていくということになると思います。
その重点区域の区域内におきましては幾つかの特例を設けておりまして、二、三御紹介いたしますと、一つは、今御指摘ありました、いわゆる重要文化財と一体となって地域の歴史的風致を形成し、歴史的風致の維持向上のためにその保全を図る必要がある、そういった周りの町家等の建造物につきまして歴史的風致形成建造物という新しい制度を設けまして、これによりまして保全あるいは修復等の予算の支援をするという制度が一つございます
こういった歴史的風致を形成する要素のうち、核となる重要文化財等は、文化財保護法等によりまして、現状変更規制でありますとか、一定の税制上等の支援措置があるわけでございますが、周りの町家等と一体として歴史的風致を形成している建造物等につきましてはそういった制度がない。