1983-10-05 第100回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
このような状況の中、申請各社は京成を除いては黒字であります。巨額な内部留保も持っているわけでございます。このような観点から、今回の値上げ申請は正当な根拠があると言いがたいというふうに私どもは考えるものであります。こういうことでありますので、私鉄運賃の値上げ、これについてはこれを認めないということを運輸省に強く要望をするわけでございます。
このような状況の中、申請各社は京成を除いては黒字であります。巨額な内部留保も持っているわけでございます。このような観点から、今回の値上げ申請は正当な根拠があると言いがたいというふうに私どもは考えるものであります。こういうことでありますので、私鉄運賃の値上げ、これについてはこれを認めないということを運輸省に強く要望をするわけでございます。
○政府委員(安田佳三君) 私どもといたしましては、申請各社といたしまして水増しをして原価算定をしたというふうには考えておりません。ただ、問題といたしましては、各社は各社として自分の事業運営の観点から、どうしても安全性を見がちだというような事情はあろうかとも思います。
しかし、これにつきましては、申請各社の出しております資本費、修繕費につきまして、その施設計画の内容を含めまして十分厳正な査定を行いまして、チェックをしてまいりたい、こういうふうに考えておるところでございます。
これに対して東京高裁は、電波監理審議会が免許をきめる場合の申請各社の優秀を判断する基礎となる具体的事実を郵政省が示さなかったのは行政手続上の誤りであるということで、郵政省の決定取り消しの判決を下したわけであります。
○鈴木強君 そうしますと、簡単に言ったら、東京高裁で指摘をされた申請各社の優劣を判断する基礎となる具体的な事実、こういう点に重点を置いて、十二チャンネルにその優位性があった、こういうような趣旨のものを出しているわけですか。
これに対して東京高裁は、電波監理審議会が免許をきめる場合の申請各社の優劣を判断する基礎となる具体的な事実を郵政省が示さなかったのは行政手続上の誤りである、こう指摘しておりました。これは重大です。したがって、郵政省の決定というものは取り消せという判決が出たわけです。
○鈴木強君 まあ、大臣、気持ちはわかりますけれども、判決が少なくとも、この申請各社の優劣を判断する基礎となる具体的事実を郵政省が示さなかったことは行政手続上の誤りであると、こう言っているわけでしょう、こう指摘したわけでしょう。
御承知の通り昨年来の懸案になっておりまするが、一応農林省といたしましては一つの具体案を申請各社に提示をいたしまして、各社間でそれについての協議をなされました上で、農林省に対して回答のありますことを期待をしておったわけであります。昨年来その提案をいたしまして、今日になりまするけれども、まだ正式には申請各社から一致した回答というものは農林省ではいただいておらない。
そこで私どもとしては、これを一つにして申請各社を同時に呼びまして、こういうふうになっているのだから幾らビートを作りたいと言っても作れない、農林省なり道なりが立てる長期の年次計画に合うように工場の申請計画をお互いに相談すべきではないか、こういうことでその調整をとりつつあるのであります。
これにつきましては現在準備を進めておりまするが、新会社の料金申請各社別に出まして、各社別の所要経費というものは申請書に添付されて参りますので、それと対比いたしましてそういつた既往の実績も調べたいと、かように思つております。いずれこういう点は調べができましたならば御報告できようかと思つておりますが、現在のところではまだ各社別、地区別に割りましたものを作つておりません。