1971-04-14 第65回国会 衆議院 運輸委員会 第15号
したがいまして、私どもはその中における乙通の職域を拡大することは、ある意味においては、それは数の上から見れば甲通の職場のあれになりますが、しかし、甲通はそのほかに伸びる道を持っております。要するに、遠洋船舶の増だけは甲種通信士の職場はふえるわけであります。ところが、乙種通信士におきましてはこれがふえる見込みは少ない。
したがいまして、私どもはその中における乙通の職域を拡大することは、ある意味においては、それは数の上から見れば甲通の職場のあれになりますが、しかし、甲通はそのほかに伸びる道を持っております。要するに、遠洋船舶の増だけは甲種通信士の職場はふえるわけであります。ところが、乙種通信士におきましてはこれがふえる見込みは少ない。
平均的な腰だめの数字でございますが、大体二級通信士から六年ぐらいかかって甲通の試験を受けるというのが平均的な数字でございます。
○眞木参考人 和田先生の、いろいろな技術革新に乙通は対応できるのかという質問ですが、そのように思いますが、事実甲通、乙通にかかわらず、現在の技術革新、電気機器、甲板部関係でもそういう無線にお世話になる電気機器にしても、セットされたものが多く、ある一点の故障、原因をつかんでいって直すというのじゃなしに、そっくりメーカーに依頼して、電報を打って取りかえるという作業が非常に多くなっております。
○砂田委員 いま船員局長が最後のところでお答えになった、そういうケースがあるように私も伺っておるのですが、それは航海ごとの契約のような、臨時雇用形式で就労している甲通のことを言っておられるんだと思う。船長クラスで税込み二十二、三万円、ドクターで税込みが二十五万円、その程度の水準の賃金ベース。
一級とった人は甲通になる資格を得るわけでしょう。だから、いわゆるいまの問題でいえば乙通の人が甲通に上がりたい、そういう状況がこの三十八年当時にあったわけですね。それが現在も同じような状態の人数であるということ、これはどういうことですか。
○砂田委員 乙通の効力範囲を近海全域に拡大することによりまして、甲通の職場が狭められるという心配が一部ございますね。甲通の失業不安やあるいは賃金その他の労働条件の低下を来たす、そういう心配を甲通の人たちが持たれるのもまた当然だろうと思うのですが、この点を運輸省はどういうふうに考えておられるか。