1983-04-27 第98回国会 衆議院 運輸委員会 第10号
さらに海技資格の免状の方から見てまいりますと、甲種船長免状であるとか甲種一等航海士、機関士免状、こういう高い免状に対しては大変に求人が多いのですが、低い方の、下級の免状に対しては求人が少ない。こういうように中身が大変に複雑化しております。
さらに海技資格の免状の方から見てまいりますと、甲種船長免状であるとか甲種一等航海士、機関士免状、こういう高い免状に対しては大変に求人が多いのですが、低い方の、下級の免状に対しては求人が少ない。こういうように中身が大変に複雑化しております。
ただ、いわゆる長免状、甲種なら甲種船長免状、乙種なら乙種船長免状をとる場合には一年、二年ということじゃなくして、かなり長期間、たとえば甲長の場合には十二年、乙長の場合には八年、そういった長い乗船履歴を要求しております。こういった線で答申が出されておるわけでございます。
乙種二等航海士で足りる航海士にかえまして乙種一等航海士、乙種船長などの免状受有者を、あるいは乙種船長で足りる船長にかえまして甲種一等航海士、甲種船長免状受有者を歓迎、乗船させている例は、通常見るところでございます。すなわち、上位資格者の採用が可能でありさえすれば、より優秀な技術を証明されたこれらの人たちを優先採用こそすれ、これを忌避する理由はございません。