1994-02-09 第129回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
明治のときにも内地雑居論で同じように鎖国対開国の議論がございまして、田口卯吉のような人は、今まさにおっしゃいました開国論的な議論をしました。その理由として、とにかく経験してみることが必要であるということと、それからそれほど人数は来ないだろうというふうな予言をしておりました。
明治のときにも内地雑居論で同じように鎖国対開国の議論がございまして、田口卯吉のような人は、今まさにおっしゃいました開国論的な議論をしました。その理由として、とにかく経験してみることが必要であるということと、それからそれほど人数は来ないだろうというふうな予言をしておりました。
もう大分昔のことでございますが、要するに不平等条約のかわりに外国人の日本国内における居住、旅行並びに営業の自由を認めよという話なんでございますが、これに対して大変な拒絶反応が起きまして、田口卯吉や福沢諭吉に至るまでがこれに反対をいたしまして、結局内地雑居ということが可能になりましたのは明治三十二年、つまり合計二十五年ほど経てやっと外国人が日本を旅行することができるようになった、そういう歴史を明治に持