1947-12-04 第1回国会 衆議院 本会議 第71号 第二に遺物に関しましては、この登呂遺跡が彌生式土器の時代であつて、金属器とともに石器をも使用していたことがわかり、木器の製作から見て、当時すでに鉄製のちような、のみ、小刀の類が存在していたことがほぼ明らかとなり、木器、木製品がおびただしく出土し、その中には、すき、くわや田下駄のように、現在農民の間で用いられているものも少くないことがはつきりし、或はまた、彌生式時代の発火法——火をおこす方法が初めてわかり 福田繁芳