1951-03-29 第10回国会 参議院 本会議 第33号
用紙量が不足である。それだから需要者はあらゆる手段を用いて強く割当を要望して審議会に迫るであろう。そのときに審議会が決定権を持たないということは間違つておるのだ、そういうふうな弱体な審議会というものはよろしくないのだということを梅津委員は主張せられまして、この修正案を支持せられたのであります。
用紙量が不足である。それだから需要者はあらゆる手段を用いて強く割当を要望して審議会に迫るであろう。そのときに審議会が決定権を持たないということは間違つておるのだ、そういうふうな弱体な審議会というものはよろしくないのだということを梅津委員は主張せられまして、この修正案を支持せられたのであります。
実はこれは從來割当を受けておつた若干の学校の用紙量をプールいたしまして、これに新たに五千ポンドを加えまして、それを生徒数に比例して再配分したのであります。そのために非常に損害を受けた学校もあるのであります、結局におきまして三十六の申請校に対しまして総量一万四千二百ポンドという紙を割当てておるのであります。
そのときに、用紙の量といたしましては、その以前に名大学が受取つておつた用紙量を合せたものを、東京帝大新聞がもらつたわけでありまして、戰後も引続いてその割当を受けておつたわけであります。
その用紙量は書籍のために二千二百八十万ポンド、雜誌が千五百九十万ポンド、合計三千八百七十万ポンド、こういうことになるわけであります。雜誌は大体におきまして一番割当の多いものが、月八万部くらい、少いものは五百くらいのものもございますが、この最高八万部、最低五百部くらいの間におきまして、三箇月ごとにその雜誌の発行状況、編集内容等を檢討いたしまして、良否に從つて割当を増減しておるわけであります。
ただ先ほどもちよつと申し上げましたように、全体の用紙量が限られておりますので、その限られている紙を、あらゆる部門の出版物に割り当てなければなりませんので、そのような関係から十分に割り当てるわけにまいりませんことを、はなはだ遺憾に存じているのであります。