1964-06-25 第46回国会 参議院 農林水産委員会 第48号
いまの松岡局長の回収並びに副産硫安というもののコスト計算はなかなか困難である、こういうことを言われておると同時に、一面には、いわゆる合成硫安の一番安いものに基準を置いて、いま言われるような価格決定をやっておるというのですけれども、私はあなたの言われるようにおそらく新法においても今後合理化が進んで、合理化メリットの配分が行なわれたらもっと安くなるだろう、こういうことを言っておられるわけだから、その場合
いまの松岡局長の回収並びに副産硫安というもののコスト計算はなかなか困難である、こういうことを言われておると同時に、一面には、いわゆる合成硫安の一番安いものに基準を置いて、いま言われるような価格決定をやっておるというのですけれども、私はあなたの言われるようにおそらく新法においても今後合理化が進んで、合理化メリットの配分が行なわれたらもっと安くなるだろう、こういうことを言っておられるわけだから、その場合
○政府委員(松岡亮君) これはまあ回収硫安とか副産硫安になりますと、いろいろ議論があるわけです。実際になかなかコストがつかみにくいために、どういう価格できめるかということは、非常に問題がございますが、尿素の場合は、使用者側に立って考えれば、成分比でやはりきめていって差しつかえないのではないか、こう考えます。
回収硫安も副産硫安もちょっと色がついている。成分比価は同じなんですけれども、色がついて、まあ粒状が少し不整一だというような差がありますけれども、それだからまあちょっと格差をつけておるというのですが、一面においてコストの面からいえば、回収硫安、副産硫安はずっと安くできるのではないかと、こう考えられますが、いろいろこれは考え方があると思うのです。
回収硫安が六十四万トンそれから副産硫安が三十二万トンでございます。
○政府委員(松岡亮君) いまの原価の計算の問題でございますが、軽工業局長からお話がありましたように、多角経営になればなるほど一般管理費の配分がむずかしくなり、また回収硫安、副産硫安になりますと、これは副産物のようなもので、廃棄する部分を利用するわけでございますから、原価はどのくらいになるか、ますます困難になってくるのであります。
こういうことのようで、副産硫安の問題もちょっと説明あったのですが、このICIですか、の技術はまだ未知の問題でありますが、副産硫安、回収硫安の問題については、もうすでに出ているのでありますが、従来の説明ですと、副産硫安、回収硫安等については肥料そのもので生産でありませんから、そのもとの産業の発展いかんによって出てくる、こういう問題である。
同じ硫安の中でも、これは合成硫安と回収硫安、副産硫安に分かれますが、一番上の左の欄に、三つに分かれておりますが、その中で合成硫安、これはいままで一般に使われていた硫安でございますが、これは三十三年の二百四十八万トンをピークにいたしまして、その後どんどん減少いたしております。
また、後段の質問にはお答えにならなかったようでありますが、副産硫安の場合はメリットが現在はございません。国内所要量から副産硫安生産量を差し引き還元して、合成硫安の一番安いものと同じものに見ておってよいのでありますか。当然メリットを見るべきではありませんか。
一つは、製鉄なりその他に基礎を置く硫安について見れば、回収硫安なり副産硫安なりが多くなってくる。生産は何で動くかといいますと、硫安なり肥料の需給や何かで動くのではない、製鉄市況そのものによって動く、こういうことです。それから輸出のほうが非常に盛んになってきて、輸出の依存度がよけいになってくると、海外市場の状況によってこれまた非常に動く。
それをどうするかという四段か五段のことになると思いますが、その場合に私たちのほうとしましては、まず大きく考えられることは、できるだけ肥料のその当該企業における比率を少なくしまして、たとえば一番典型的な例は、鉄鋼会社における副産硫安の問題だろうと思います。
○倉八政府委員 これは大体二つの面から言えると思いますが、一つは、いま御指摘の回収硫安あるいは副産硫安というのは、それらの主産物の需要動向によって生産が伸びたり縮んだりする、したがってそれに全面的に依存するのはあぶないのではないかという久保田先生のおことばでありますが、理論的にはそのとおりでございます。
につきましては、先生のほうにこの前お配りいたしました資料がございまして、その中の四ページに書いてございまして、お持ちございましたら、たとえば問題の硫安につきましては、三十六年が生産が二百三十二万トンであった、それが四十二肥料年度には、百八十万に下がり、特にその中で合成硫安につきましては、三十六肥料年度が百八十二万トンであったのが、四十二肥料年度にはその半分の八十四万トンになり、そうしまして、回収硫安、副産硫安
と申しますのは、非常に、先ほど御指摘がたびたびありましたように、相当施設を持っておりますし、それから硫安の内容というのが、ちょっと触れましたように、回収硫安あるいは副産硫安という非常にコストが安いのが圧倒なウエートを占めている関係上、その面については、農民のほうに心配は私はないと信じております。
そのほかもう一つ硫安がございまして、それは副産硫安と称しておりますが、それはコークスを作りますときに鉄鋼の原料でコークスを使います。
したがって、今後一体合理化の方向というのは設備的にもいろいろやって、流体原料というのはもう九〇%まで来た、こういう段階で、先ほど回収硫安、副産硫安の問題が出ましたけれども、これらを含めて技術的にもあるいは産業の構造の面からいっても、一体どういうような形で今後合理化をしていこうとしているのか、そして国際競争力というものをどうやってつけようとするのか、この点について当然考えなければならない段階にきているのではないかと
外国の例を見ましても、硫安を輸出している会社の硫安の比がきわめて少ないのでございまして、日本でもたとえば先般も申し上げましたが、副産硫安を八幡製鉄なんか一番大きい生産をいたしておるのでありますが、御承知のとおり、八幡製鉄なんかのように、去年の売上高が二千五十億でありますが、その中でわずか二万トンか三万トンの副産硫安を作っておりますと、その輸出価格にしろ国内価格にしろ、そう別にとやかくいわないでも、できるだけの
それ以後におきましては、もちろん硫安工業基本対策が実施されまして、それによってコストが下がり、経常が多角化されて吸収される可能性が従来よりは大きくなるということ、それからもう一つは、回収硫安あるいは副産硫安が今後相当増加の見込みでございます。これは基本対策の目標にも含められておるわけです。
それから、副産硫安というのは、これは鉄鋼会社、あるいはガス会社から出る色のついた硫安でございまして、性能は全く同じでございますが、これは三十六肥料年度は二十二万トンであったのが、四十二肥料年度は三十二万トンになっているということで、硫安そのものが相当減る上に、中身といたしまして硫安を生産するための、生産をしている合成硫安というものが減りまして、それよりも安い回収とか副産硫安というものが大幅にふえているということがこの
具体的に申しますと、たとえば八幡製鉄なんかから出る副産硫安なんかは年間二千億以上の売り上げを持っておる。
だとするならば、その少なめでいくことは、あなた方の考え方とするならば、先ほど松岡経済局長の御答弁にもありましたが、回収硫安、併産硫安、そうしたようなものに重点をはっきり定めて、そうして数字をはじかれることができないのでありますか。それはナンセンスじゃありませんか。私はおかしいと思う。たとえそれが困難な作業といえども、努力をなさるということが、当然の責任だと私は思う。
○足鹿委員 軽工業局長にお尋ねいたしますが、いまの経済局長の御答弁を聞いておりますと、回収硫安あるいは副産硫安等を今後たくさん製造して内需にも回していくということは、それだけ価格上においても有利であるという考え方で折衝しておるということであります。
それと需要の面もございまするが、回収硫安、副産硫安というものをできるだけ多くしてもらいたい。これは普通の合成硫安に比べまして、コストが安くできる性質のものでございます。輸出対策の面からいいましても、回収硫安、副産硫安の比重が高まることは、それだけ内需のほうにも、輸出のほうにも、いい影響があるであろう。
それから第二の、回収硫安と合成硫安と副産硫安についてどういう扱い方をするかという問題でございますが、現在におきましては、回収硫安は、さっきも触れましたように、合成硫安の一番安い価格と同値ということにしております。
最近、さらに合理化を前進させるために、いわゆる合成硫安から副産硫安へ、あるいは回収硫安へ変わってきたようでございまするけれども、ほんとうに農業生産費を低下させるためには、何としても重要な要素でありまする硫安の価格の引き下げが重要なことだと思うのです。
いわゆる副産硫安でございます。価格の比較の表に入れたことがちょっと不適当であったかもしれません。つまり製鉄工業が非常に大きいことからくる副産硫安の価格でございます。合成硫安ももちろん日本より安いわけでありますが、かりにそれを運賃をかけて日本に運んでくるということになりますと、そうそう競争力はないと私たちは考えております。
アメリカは、やや事情の違う点はございますが、鉄鋼業が非常に盛んでございますから、いわゆる副産硫安、日本で申しますと、ガス会社等で作っておる質が落ちるもの、これは二級品でありますから、少し別の議論になると思いますが、日本で作っておりますいわゆる合成硫安というものに関しましては、大体ヨーロッパの諸国との競争と考えられるわけでございます。ヨーロッパは確かに炭鉱地帯のすぐ上に工場ができておる。
ただ問題は、全体の三十八年度までの合理化を考えます場合に、通産省のいろいろな説明によりますと、一番安い、たとえば副産硫安であるとか、あるいは廃物利用の硫安であるとか、それから合成硫安の場合におきましても、たとえば天然ガスを利用いたしますとか、そういうものだけでは、三十八年度までの合理化計画では全部の需要をまかなえるというようなわけにはいきませんで、数量的にはそこらに限度がある。
相当抵抗力もある大企業でありますし、むしろ外国産硫安を輸入しようという考え方も出てくるでありましょうし、また一部には、肥料二法の廃止によってもっと合理化を促進したらどうか、こういう意見もあるわけでありますが、農林、通産両大臣の御所見はいかがでありますか。
○齋藤説明員 アメリカの硫安が先般の韓国の入札でFOB三十五ドルという値段が出ましたのは製鉄の副産硫安でございます。副産でない硫安についてそういう値段が出たものはございません。アメリカの尿素は大体四十ドルぐらいです。しかしアメリカの値段は日本と違いまして工場渡しのばら積みの値段です。
この外にガス会社その他でできます副産硫安というものが、大体三万九千トンばかりあるのでございますが、これによりますと、比率は大体二割六分と、七割四分ということになりまして、ガス法による方が多いのであります。従つてこの操業率を計算いたして見ますと、ガス法は八割一分、八〇・九八%の操業をいたしまして、電解法は五六二七%の操業をいたしております。