1948-12-12 第4回国会 参議院 本会議 第10号
資源を失つて今や一切の産業立國が挙げて労働力に俟たなければならない今日、これらの人々の一人残らずが要望る最低生活の確保なくして、最低賃金制の確立なくして、たとえこの壇上から如何に吉田総理大臣が労働者の協力を要請しようとも、もはや今日のごとき自覚せる労働者は、ただ一片のこのような懇請によつてどうして協力することができるでございましようか。
資源を失つて今や一切の産業立國が挙げて労働力に俟たなければならない今日、これらの人々の一人残らずが要望る最低生活の確保なくして、最低賃金制の確立なくして、たとえこの壇上から如何に吉田総理大臣が労働者の協力を要請しようとも、もはや今日のごとき自覚せる労働者は、ただ一片のこのような懇請によつてどうして協力することができるでございましようか。
○河合委員 私のお尋ねしました趣意は、現下のわが國におきましては、観光ということによりまして外貨を取得することも一つの方法でありましようけれども、私は観光立國というような言葉はあまり好まない、産業立國でやりたい。建設省となりましても、將來はそういう考えで進んでいただきたい。私たちの眼から見ますと、おもしろい岩があつたり、枝ぶりのいい松がそこに生えているというよりも、土地がいかに利用されているか。
例えて申しますならば、細分の問題、その営業区域の問題、或いは電力、或いは水系の問題、更に産業立國としての電源の立場、その他いろいろな面から考察されると思いますが、そういつた面が謳われていない。
そこで特に産業再興のために政府が日本を大いに産業立國にするという積極的な建前から見まするときに、亜炭の埋藏量よりも泥炭の埋藏量というものは多い筈でありまして、そうしてこの泥炭が非常に多く用いられるように政府から御指導を願わなくちやならん、こう思つております。
ところが敗戦という事實を契機として、日本再建の著眼範囲がいわゆる内地のみに極限され、一方民主政治の勃興を招來してきた今日、戰争によつて極度に歪曲された土木行政面についても、これを反省し、愛知産業開発によるいわゆる産業立國を計畫しようとするときに、この香川県西南部において何をおいてもこの道路改修は他に見ない重要なものでありますから、速やかにこれが改修をしてもらいたいというのが要旨でありまして、ここに最