1990-06-22 第118回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
○土居政府委員 御指摘のように、平成三年度、八次策の最終年度におきましては、電力業界の八百五十万トンの引き取りのほか、原料炭、一般産業用炭の引き取りにつきましては、最終的には引き取り量はゼロになってくるという前提になっております。したがいまして、最終年度の一千万トン程度という八次策の目標に照らしまして、それに対する需給をどうするかというのは非常に難しい問題であるというふうに承知しております。
○土居政府委員 御指摘のように、平成三年度、八次策の最終年度におきましては、電力業界の八百五十万トンの引き取りのほか、原料炭、一般産業用炭の引き取りにつきましては、最終的には引き取り量はゼロになってくるという前提になっております。したがいまして、最終年度の一千万トン程度という八次策の目標に照らしまして、それに対する需給をどうするかというのは非常に難しい問題であるというふうに承知しております。
と申しますのは、電力につきましても鉄鋼につきましても、やはり明確に年々の引き取り数字が想定されますので、各社の従来の実績、シェア、そういうような点から比較的つくりやすいわけですが、特に一般産業用炭、これは逐年需要が減少していく計画になっておりますし、もう一つは暖房炭、これも不特定多数の需要でございますので、なかなか各社の計画について――先ほど言いましたような重複販売的な、よそは売れないが自分のところだけは
やはり努力の方向としては今後一般炭につきまして、一般産業用炭の需要が予想よりも少なくなっていく傾向にございます。それから暖厨用炭につきましてもそういう傾向がございますので、この需要確保につきましては、新規需要をさらに強化してこれを中心として確保に努力しなければいかぬのじゃないかというふうに考えております。 なお第三の大きな問題としては、労務者の定着政策ということが今日特に必要でございます。
ただ、一般産業用炭につきましては、大口のものにつきましては、現在のところやり方を変えないとそう思い切った流通経費の切り下げというものができにくいのじゃないか、こういったふうの観点に立ちましたので、先ほど申し上げました電力用、鉄鋼用その他一般産業用につきましては、この際関係流通業者のほうも思い切ってひとつ新しいやり方に御協力願いたい、こういうような線を出し、またこれも今後政府がどのように推進をしていただけるかどうかということにかかっておりますが
御承知の通り本年度は特需用の石炭なんかも北海道から二十万トン以上も運ばれようとしておりまするし、而も産業用炭なんかに重点的に向けられるために、煖房用石炭の入手が困難なばかりでなく、価格が七月に上つて、又十月にも三百円くらいに値上りしている。
これはまことにゆゆしい実情であると存じますので、昭和二十四年度以降においては、北海道の暖厨房用の石炭の價格を重要産業用炭と同價格まで引下げて、これを法制化していただきたいのであります。 第二は昭和二十四年度の家庭用石炭は、一戸平均三トン七分を確保せられたいのであります。
それでこれの直接の生産用に使用されますいわゆる産業用炭について見ますと、約三・六%増しとなつております。次に電力につきましては、昭和二十四年度は前年に比べまして約五%増し、それから大口産業用につきましては約一〇%増しというような予定にいたしております。さらに鉱工業用の原材料の輸入につきましては、前年に比べまして約五割増しということを予定いたしております。
二十三年度におきましては出炭の見込が一應三千六百万トン計画しましたが、百万トン以上割りまして、ここにありますような三千四百七十万程度、輸入炭が百二十八万、供給力として三千六百万トン、貯炭増三十四万トンありまして、國内配炭が三千四百三十八万一千、それから輸入炭を入れまして三千五百六十六万二千トンというものを産業、非産業とに一應分けてございますが、産業、非産業の分類につきましては、直接産業に使いますものを産業用炭
從つて二十三年度の電力需給計画におきましては、まず供給力において水力火力発電所の補修復旧によつて、既設設備の利用効率を極度に向上させるとともに、他産業用炭の配当の調和の許す限り発電用炭を増配して、火力発電用炭を極力増強して、一方需要面においては不急の需要を極力抑制して、重要産業用電力の確保をはかる方針にいたしております。
それから産業用炭と火力用炭との関係でありますか、これは御承知の通りに配炭の問題を月々そのときの生産高に従いまして連合軍との間に交渉をいたして決定しておるわけでありますが、火力用炭としては御承知のように百四十一万トンという石炭を確保すべく我々といたしては万般の努力を拂つたわけでございまするが、一方又産業面について見ましても御承知のように、ただでさえ足りない産業用炭を切つて來ることになりまするので、恐らくこれを
それから次は、報告書の中で産業用炭と発電火力用炭との調整を図るという項目があつたと思います。この産業用炭と発電火力用炭との調整、これは極めて必要なことでありますが、実際に現在の問題として、これによつてどれだけの発電用炭を今増加するか、どれだけ産業用淡から発電用炭に廻そうとする計画なり、実施が進められておるか、從つてそれによつて発電がどれだけ殖えるか。
実はこの問題についても、政府からいわゆる重要産業用炭に少し補給をして貰われんか、こういう問題の請願が私の手許に参つたのであります。実は誠に政府の財政難のときに、少し虫のよすぎる請願だと思つて、氣が引けながら本院に出したのでありますが、これも幸いに小委員会において御採択を願い、委員会によつても御採択を願つて、政府の方に送付になつておるのであります。
もしも、これを計画通りやろうといたしますならば、この電力飢饉、あるいは産業用炭が必要なときに、今運輸大臣が言われましたように、輸送の面の石炭すら切らなければならないということになれば、たいへんなことでございますので、われわれといたしましては、どうしても北海道の生産を上げていただきまして、配炭計画に狂いが來ないように努力していただきたいと思いまするし、またわれわれといたしましても、関係方面に対しましては