1962-04-26 第40回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第23号
そういう点から見ますと、この原子力発電計画というものは、将来における日本の産業構造図というものにも非常な影響があるわけであります。でありますから、こういう候補地をいかなる場所に選定して、いかなる産業構造図を新たに日本に築き上げるかということは、これは原子力政策としては非常に大きな分野でないかと思う。
そういう点から見ますと、この原子力発電計画というものは、将来における日本の産業構造図というものにも非常な影響があるわけであります。でありますから、こういう候補地をいかなる場所に選定して、いかなる産業構造図を新たに日本に築き上げるかということは、これは原子力政策としては非常に大きな分野でないかと思う。
この経済企画庁の発表せられたところの産業構造図の中において、産業の立地条件というようなところを調べてみると、まさに天然ガスとは書いてないけれども、この九千カロリーの天然ガスが、パイプ・ラインによって送られるところの産業の立地条件というものは、これはイタリアその他の例を引くまでもなく、最高の立地条件です。
ですから、先ほどから私が産業構造図ができているかと申しているのはその点であります。
それですから、私もこれを二、三回読みましたけれども、読んでみると、これを達成するには、まず過去の産業構造図から現在の産業にまで伸びてきた構造図、それからさらにこれが発展していくべきところの産業構造図というものがなければ、どれとどれとが関連して、どこに重点的な施策がどういうふうにして行わるべきだということの結論は、なかなか具体的には出てこないのだと思う。
○齋藤委員 私も常に日本の産業構造図――過去の産業構造図、現在の産業構造図、さらにこれから伸び行く日本の産業構造図というものがなければ、日本の生産態勢というものを世界的に角逐するような強力な態勢には持っていけない、こう考えておるのですが、資料として日本の現在における産業構造図、今まで論議をいたしました重化学を中核として伸びていくというような構想にわたる産業構造図というものは通産省にありますか。
過日も中小企業庁の幹部に科学技術庁へ来てもらいまして、いろいろこの中小企業の実態ということについての話し合いをいたしたのでございますが、まだ日本では、日本の産業構造図の中に、中小企業がどういう形でもって組み立てられているかという、はっきりした実態が現われてきておらぬのであります。