1958-03-12 第28回国会 衆議院 社会労働委員会 第20号
使用者側の中には、まだ依然として労働運動あるいは労働組合ということ自体が、現在の社会秩序や経済秩序に相反するものだ、あるいは産業平和確立を妨げるものだという考えを持っておる人々が相当あることは事実であります。中には平然とあるいは公然とこれをと口にする人、別に口にはしないけれども、腹の中ではまだそういう考えを捨てない人が相当あることは事実であります。
使用者側の中には、まだ依然として労働運動あるいは労働組合ということ自体が、現在の社会秩序や経済秩序に相反するものだ、あるいは産業平和確立を妨げるものだという考えを持っておる人々が相当あることは事実であります。中には平然とあるいは公然とこれをと口にする人、別に口にはしないけれども、腹の中ではまだそういう考えを捨てない人が相当あることは事実であります。
その産業平和を確立するためにいろいろな規定が設けられているわけでありまして、その規定を守っていくということが産業平和確立の基本的方法であると私は考えておるわけであります。それで、産業平和を守るために規定はじゅうりんしてもいいということは、結局長い意味における産業平和確立のゆえんではないと私は考えておるわけであります。
さらに、労使双方の自覚を振起し、労使協力による産業平和確立のための具体的方策があらば、率直にこれをお示し願いたいのであります。(拍手) 最後に、私は文教問題に関し政府の御所見を伺いたいと存じます。