1947-11-04 第1回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第18号
今小野君からの御質問のように、先ず第一に行政整理をしていわゆる産業合理化を計つて鉄道としての独立採算制を持たせなければならんという意味におきまして、先般運輸大臣は現在のところでは余剰人員がないというようなことをお話をされた。
今小野君からの御質問のように、先ず第一に行政整理をしていわゆる産業合理化を計つて鉄道としての独立採算制を持たせなければならんという意味におきまして、先般運輸大臣は現在のところでは余剰人員がないというようなことをお話をされた。
今日まで我々の関係しておりますこの國有鉄道の能率は大体七二・三%を発揮しておる、こう言うことができるのでございますが、その他の産業の面におきましては実はもつと低いものではないか。三〇%或いは三五%程度ではないか、こういうふうに実は考えるのでございます。
○川合委員 ただいまの御説明によつて、われわれはその意を了とし、政府の責任において今囘のタバコの問題を處理するという、政府がきわめて明確なる責任を負つたという點においては、むしろ敬意さえ表したいと思うのでありまするが、ただいまのお答えによりますならば、今後の日本の産業の經濟の状態が、依然として緊急事態の持續というようにみなされる。
私どもといたしましては、一般に大學への轉換の問題につきましては、官制でできまする大學設立委員會に諮りまして、地方の産業や人口や交通、文化状態等を總合的に考えまして、審査を經た後に決定いたしたいということを申し上げてあるのでありますが、そのときには、十分地方の要望も考慮いたしまして、なるべく地方の要望にこたえるように案を立てたいと思つておるのであります。
この請願の要旨は、平和日本再建のために、産業復興の基盤である六百萬の勤勞青年大衆の指導者、すなわち定時制高等學校教員及び中學校職業科教員の養成を目的とする實業大學を、各都道府縣に現在の青年師範學校の施設を利用して速やかに設置せられたいというのであります。
この三點は經營者、從業者、さらに消費者、關連産業代表者、學識經驗者を活用するゆえんではない。これを官廳のそとにおいて、官廳の監督とは無關係に、しかして委員の任命は内閣で行うというふうに、三點を修正する意思はありませんか。
○水谷國務大臣 その點に關しましても、これまで非常に論義を重ねたのでございますが、現在の私企業の長所を生かし、また現場の即決主義を調和いたしますために、このような規定をしたのでございまして、われわれといたしましては、現在の經濟事情のもとにおける石炭産業の生産増強のためには最も適當な形である、このように考えておりまして、ただいま御指摘のような方向に修正する考えは、ただいまのところもつておりません。
われわれといたしましては、大體今度の議會が終了いたしました直後におきまして、日本の現在の經濟状勢とにらみ合わせまして、大體五箇年程度の長期計畫を策案中であるのでございますが、その點から考えまして、何と申しましても、石炭の生産増強がある程度にまでいきませんと、國内的における産業振興とまた國際的における貿易の振興も不可能でありまして、大體われわれといたしましても、いろいろな含みをもちまして、これを二年三年
或種の産業の非常に発達した縣もある。そういう所は地方の自主性を認めまして、いわゆる條例で当該議会の承認を経れば、これを変更することができるというふうにいたしてあるのです。現に経済部あたりを農林部と商工部に分けておる所が相当ある。むしろ半分以上そうなりつつあるような状態であります。或いは衞生部を設けておる所もあります。或いは山林部を設けておる所もあります。
次に私は先ほどの鈴木委員の御質問に對する産業課長の御返事の中に、これらの被害に對して政府が日本蠶絲業會の生絲の差益金をもつてこれらの被害の補償に充てるというようなお話がございましたが、蠶絲業會におきましては明十一月一日から閉鎖機關になりまして、閉鎖中にこれらの仕事がいつまで續くかということはまだわかりませんが、そう長い期間ではないと思います。
また窪川警察署管内でもあり、窪川檢察廰の管内ともなり、また窪川簡易裁判所の區域内にもこの窪川町がはいつたということ、現在電話線が迂囘線になつて兩町間の連絡上長時間を要するのみならず、常に故障が多くて實際に供用可能ならざること等が非常に多いのでありまして、そういう大きな不便もあるわけでありますので、地方産業開發上ぜひともこれは解決をしていただかねばならぬことと思うのであります。
つきましては高知港の災害復舊工事、高知港改良修築工事のきわめて重要不可缺な本縣の特殊事情を御賢察くださいますとともに、本縣産出の特殊物産が、わが國の産業經濟の再建に重い役割をもつということもお考えいただきまして、一日も早く港灣施設が復舊し、改良できますように格別の御配慮をいただきたいと存じます。十分御討議の上に、御採擇をお願い申し上げたいと思います。
配給の時期のズレ、これは二番目に最も重要な点、それから三番目には、現実に入つてくる炭の中で、家庭用に廻されなくて、外の方へ廻つて行つて、自動車など産業用、一番実力で行くのは自動車で、ぶうつと持つて行かれてしまう。これは実力で行くのですから、僕らのように家でじつとして待つていては追い附かん。必ず持つて行かれてしまう。
(「その通り」と呼ぶ者あり)生産は破滅の方向を辿つており、國民生活は日日にその不安の度を濃くしておりまるのにも拘わりませず、千八百円ペースを堅持すると称しまして、ひとえに耐乏生活を勤労大衆の上に強要いたしまして、生産の復興を図らんとしておるのでありまするから、勤労者の生産意欲が低下いたしまするのも亦当然のことでありまして、從つて産業の破滅も亦当然の結果であります。
大臣がおつしやる通りでありますが、實はその全體のあり方として、この石炭國管がその一環としてまず取上げられたのか、全體の日本の産業のあり方として、基礎産業は國營方式にもつていかなければならないから、その第一に石炭問題を取上げたのか、あるいは次にどういう問題を取上げるのか、そういう具體的な方策は立つておられるかどうかということを伺いたい。
○水谷國務大臣 ただいまの御質問ですが、大體原則といたしましては、六月十一日に發表いたしました緊急經濟對策におきまして、あるいは基礎産業に對する政府の考え方、あるいは中小企業竝びにそれが輸出産業の振興と結びついた中小企業のあり方というようなものを一應定めております。
○水谷國務大臣 産業のあり方というものに對しましては、さきに申しましたように、大體緊急經濟對策、さらにまたそれに引繼いで發表しました經濟白書、さらにまたそれに引續いて今度の議會に出しておりますもろもろの經濟施策の法案、それらを一貫しておながめくださいますならば、現政府は日本産業のあり方に對して、どういう考えをもつておるかということは、賢明なる前田さんは、十分に御了承願えると思うのであります。
各會計年度別の物件費の項、目、節、區分別終戰處理費豫算額、 E、終戰處理費の四半期別、月別及び項目別支拂計畫額及び實績額と一般會計及び特別會計の豫算總額竝に一般會計豫算の支拂計畫額及び實績額との比較 F、終戰處理費支出額、政府資金撤布超過額と日本銀行券發行高との比較統計竝びに昭和二十年九月ないし十二月を一〇〇とする四半期別比率 G、主要物資別(特に石炭、鐵鋼、電力)の四半期別及び業種別(産業別及
それで重要産業……まあなるたけ多い方がいいのですが、重要産業をとつて戰時中の状態と、それから戰後いろいろ財閥解体でその後変つた状態と、私的独占で変つた問題、それから更にこの度の集中排除でこれが適用を受ける、その受ける場合に、その場合今商工大臣が言われた戰時中に経済外で、例えば合同だとか何とか、人爲的に変更さしたもの、そして又先刻言われた二割と十一割の問題、或いは基準の問題が出て來ると思いますが実情について
○田村文吉君 もう一つ伺いたいのは事業によりまして、日本の産業全体から見たら非常な小さなものでありまするが、併し他の類がないために、或る企業がその八〇%或いは六〇%を占めておる、こういう場合における処置は大体この基準から行きますとどうなりましようか。
併し極く例外といたしまして、基礎産業の部面において、一種の統制を加えなければ、なかなかその産業の囘復がむずかしいというようなものは、例外として若干残りましようが、併し原則といたしましては、公正なる自由競爭ということが、目標であるということは、仰せの通りでございます。
附帶條件 一、勞働力の需要供給の調整等、勞働計畫の立案に當りては、勞働省を中心として各産業廳との連絡を密にし綜合計畫を樹立すること。 二、職業に關する行政の特殊性に鑑み、職業關係行政官の任用その他の人事に關しては、官吏制度に於けるがごとき資格、經驗等に、とらわれることなく、客觀的に考慮の上、人材の登用をなすべきこと。
本法案は、公共職業安定所その他の職業安定機関が、憲法に規定する個人の職業選択の自由趣旨を尊重しつつ、各人の有する能力に適当な職業につく機会を與えることによつて、産業に必要な労働力を充足し、もつて職業の安定をはかるとともに、経済の興隆に寄與することを目的とするものであります。
現在の民主主義の時代におきまして、こういう産業關係における重要法案が出ました場合において、經營者あるいは勞働組合、そういうようなものから、いろいろの批判が出るのは當然で、私はそれはむしろ喜ぶべき現象であると思つております。
勞働能率の尚上、また作業條件の合理化は、これからの日本産業のためには、ぜひとも必要なことであります。これがためには、技術的な向上であるとか、改善であるとか、こういうところに問題はありますが、これはいつやるかということであります。これを實際にやる人はだれか、今までの炭鑛の經驗者、あるいは生産の經驗者がこれをやらなければならぬと思うのであります。
○中崎委員 經濟力集中排除の際における實際の否定、それから國家經濟産業全般から見たいわゆる綜合計畫との間に、前もつて一つの關連性をもたして、こういう線に沿つて、この法案の趣旨を運用するのだというふうな考え方をされるものかどうか。この問題はわれわれの眼から見ればきわめて重要な問題でありますので、それについての方針を伺いたい。
さらに個々に産業においては、たとえば何パーセントとか等々にことがあり得ると思いますが、その點については個々の事業分野、個々の産業別において非常に複雜な事情があると思いますので、一律にいくらまでをそういう獨占的な性質と考えるかというふうには規定してなくて、「個別産業を精査した上で、それがここにいう支配力をもつものかどうかを判定」したいというつもりであります。
この基準要旨は私も承知しておりますが、要するにやはり一つ大きなよりどころといつた程度のものでありまして、何しろあらゆる産業を相手にして基準というものをこしらえるわけでありますから、非常に抽象的な點が多くなるのであります。
○前田(正)委員 この法案に對してこの間から新聞に出ておるのでありますが、除外をする産業があり得るかどうか聞きたい。除外をするとすればどういう基準で除外される考えであるか、その點について聽いておきたい。
○佐多政府委員 おつしやる通りに、日本全體の經濟再建、特に産業全體をどういうふうに今後再建し、再組織していくか、さらには各個別の産業をどういう形態で、どういう規模においてもつていくかというような問題は、非常に重大な問題でありますし、政府としてもいろいろ檢討しなければならないと思いますし、それと關連して國會の方でもそういう大きな問題は十分具體的に御審議願つて、その方針に則つていきたいと思つておるのでございますが
この施行によつて府縣道及び町村道に架する前述の橋脚も完全に保護されて、地方産業開發に重大なる效果がある事は一般の認むるところであります。
また産業は主として農業でありますが、氣候温暖で地理に惠まれておりますのと、また人の氣質が至つて勤勉でありまして、多角形農業を營み、米、麥、葉タバコ、あるいは柑橘、葡萄、甘藷、馬鈴薯、野菜あるいは花瓣園藝等が盛んであります。殊に近年は畜産も盛んでありまして、これらの收益が優に一筒年約一千萬圓に達しております。
これが實現いたしますれば、小鶉、木間内等隣接部落の産業施設の圓滑な活躍はもとより、東京都よりの集團歸農者の入植を初め、復員者、外地引揚者の入植を利使ないしむるものもまた多々あるのでございます。 以上大體要約して申し上げましたが、何とぞ部落民の熱望を容れられまして、請願の通り實現相なりますようにお願いするものであります。
(「その通り」拍手)何となれば、産業全般にわたる総合的、有機的な計画をもたずして、單に農業生産及び供出に関してのみこれを法律化し、これをもつて農民を律せんとするがごときは、まさに陷し穴を設けて農民を陷しこまんとするものであります。
すなわち、およそ産業の國家管理をいたします場合においては、裏づけとなりますところの資金、資材、あるいは勤労者の衣食住、あるいは厚生施設まで政府が責任を負うというのが原則でなければなりません。
農民は、今日の日本の産業の生産と食糧の事態がわれわれ農民に何を要求しておるのかを十分知つておるのであります。農民はその責任を果したいと考えておるのであります。だが百姓は、自分でつくつた米を動かせば食糧管理法違反で処罰せられる。肥料も農具ももらえないで、指先をすりへらしてやつとつくつた米は、今まではただ値のような安値で供出させられておつた。怠れば強権発動で縛られる。