1949-05-18 第5回国会 衆議院 政府支払促進に関する特別委員会 第4号
たとえば機関車というものが必要である、これは流れ作業でありますから、企業体に年度の区分というものはあるはずはありませんので、流れ作業でどんどん仕事をして行かれた、それが急に今後とだえるということは、金融上、特に日本の産業上非常に重大な問題だと思います。さつき申し上げましたように、少くともできてしまつたものに対して支払いができないということが起らないようにと考えているのでございます。
たとえば機関車というものが必要である、これは流れ作業でありますから、企業体に年度の区分というものはあるはずはありませんので、流れ作業でどんどん仕事をして行かれた、それが急に今後とだえるということは、金融上、特に日本の産業上非常に重大な問題だと思います。さつき申し上げましたように、少くともできてしまつたものに対して支払いができないということが起らないようにと考えているのでございます。
およそ産業が人と金と物によつて動くことは、私どももよく承知いたしておりましす。そこで第一の金の問題についてお答え申し上げます。
○苫米地政府委員 産業において最も必要なこと、これはわれわれの日常生活にも引き伸ばして当てはめることができますが、必要な物資、必要な品質、必要な数量、必要な時期、必要の場所、これを正確に配給せられるということが最も必要なのであります。しかるにこの統制、配給においては、適時、適量、適所、しかも適当な品質を配給するということは、ほとんど不可能な実情にあるのであります。
それからカン詰の点でありますが、カン詰につきましては、先ほど提案理由の際にも御説明申し上げましたように、必ずしも家庭配給の対象物資としましても重要性を持つておりませんので、これにつきましては、今後できる限り統制の点は緩和して参りたいと思つておりますが、もちろんカン詰は輸出産業として非常に重要な物資でありまして、カン詰産業が十分に成立つて行くということは、ひとりカン詰産業のみならず、日本の輸出の振興上
産業氣象、農業氣象、漁業氣象、これが二千人首切られた場合には、機能が半身不随みたいになつてしまうというふうなことが言われております。それからこの場合に、私達は皆さんと一緒に直ぐ実感に來る問題なんでありますが、この二千人を首切つて、実際に運輸省の設置法、或いは定員法、経費の面で幾ら浮き上るかというと、九千五百万円であります。
この戰時統制というものが撤廃され、又すべてのことについて簡素化ということが叫ばれて來て、いろいろ産業上のそれに対する障碍というものが起つて來ておる。それを除去するということが今日日本の再建の上において、重要なる一つの意味を持つて來ておるということは、これは申しまでもないことと存ずるのであります。
また政府の最初の方針は、行政組織法に書かれた通り、局を廃して部制を設くる、こういう考え方でありましたが、現在調達廳の局長クラスの人々は、各省の局長同樣、より以上の閲歴を持つ人々が多いのでありまして、どうしても三段階制にして局を設けてしなければ、人の運用の面においても、非常に支障を來すというようなことで、調達廳法にこういう除外例を設けたような次第でありまして、政府といたしましては、何かこれは通商産業省
この間われわれの質問に対して労働大臣は、大体定員法によつて首を切つても、あるいはいろいろな方面で失業者が出ても、貿易産業なんかが盛んになるから、相当就業さすことができるといつたような御見解を述べられた。ところがそれどころの話ではなくて、中小企業は解雇状態、大企業でも二、三整理しなければならないといつたようなことが相当詳細に報道されております。
また一方産業の合理化によつて相当多数の失業者が出て参るのであります。つきましては労働省におかれましてはこれが失業対策の万全を期せられまして、いたずらなる社会不安を起さざるよう十分な配慮をせられんことを強く切望いたしまして私は賛成いたします。討論を終ります。
さらに農林省関係では蔬菜指定産地設置指導費、農村小規模加工工業施設費、産業技術者指導所の費用に対しましても、わずかに蔬菜指定の面について補助額の五九・八二%しか來ていない。農村小規模加工工業施設費に対しては、二分の一の補助が四〇・六四%、産業技術者指導所の費用は、全額補助があるのに三九・九〇%しか來ていない。
○帆足計君 それからもう一点ちよつと、これはお願い兼お尋ねしたいのでございますが、これは半分は商工大臣の所管のことでございますが、政府の石炭の未拂金の整理につきまして、関連産業への滯り金の整理につきまして、これが非常に労働組合、それから中小業者等に苦労をかけていることは御承知の通りでありますけれども、幸いにしで三十五億円見当の資金が日銀から出るようになつて、そのうち十六億だけがまあ大きな能率のいいメーカー
そういうような点も物價政策をおやりになる上にはお考えになつて、今言つたような輸入補給金の調整の問題もやはりお考えになつて、産業間のバランスもお取りになるように、これはまだ今細かいところまでは決つていないというのですからそれ以上申上げませんが、そういう点もやはり御考慮の上でやつて頂きたい、かように思います。
問題は無論この資金の特殊性から申しまして、相当愼重にやらなきやなりませんと同時に、國内的な一方的な考え方ではこれはなかなか動き出さん性質のものであることは十分承知しておりまするが、実際問題としまして、今度の運用の方法によりますというと、この千七百五十億のうちで、例の鉄道と逓信関係を除きまして、千四百八十億の資金のうちで六百二十五億は主として復金債の返済を通じて、究極において日銀から市中銀行を通じて産業資金
請願第百六十四号郡山市に測候所設置に関する請願の要旨は、郡山市に測候所を新設し、地方の産業、防災等に役立たせたいということであります。政府当局の答弁によりますと、氣象台予算は今般大幅の縮減を受けたため、盛山市に測候所又は観測所を新設することは本年度は困難あるが、將來適当な時期に設置したい趣であります。
例えば今輸出産業が沢山石炭を使つています、それを政府は外貨獲得のためだと言つている。それならばそれに使うよりも、むしろ塩の自給を強化した方が輸入分をカバーしてこれだけ得じやないかというふうなことを、或いは私の言つていることがさかさまで損かも知れません。とにかくそういうことを全然やられない、考えないということは私はおかしいと思うのであります。それはもう実に怠慢ですよ。
從いましてこれまでは、塩に石炭を使うよりはもつと外の重要産業に使い、塩は幸いに外國に相当あるかと取敢えずの間は、それを入れるというふうなことで現在までやつて來たということであります。最近漸次配炭の割合もよくなつて参りました。内地の製塩の方に向けられる石炭の目標は段々樂観的になつて來るのじやないか。
ただソーダ工業に対して三千円という安い價格で賣つておるために、その間に非常に補給金やそうしたものの必要が生れて來ておりますが、そこで政府側においては、もつと大きな國民経済的な見地から見て、一トンの石炭を國内塩の製造に使うのと、それを外の輸出産業に使つて、そうして輸出をして外貨を獲得するというやり方、この二つを比較して、即ち國内の石炭を國内の塩の増産に向けて、外國から來る塩の量を多少でも減らす、こういうふうな
從つて政府はこういう法案を出す前に、まず今日各産業においても集中生産が行われ、これに並行してやはり金融の集中が行われていることを改めて、もつと中小企業者あるいは一般の働く人民層への庶民金融という方向に大きな力を注いで、その後にこういう取締法を出すべきだ、こういうふうに私たちは信ずるものであります。
資金が蓄積できないと、結局産業資金も非常にうまく集まらないというようなことで、相当働きをしておつたように私どもも思うのであります。
幸い政府におかれましては、昭和二十二年度以來港湾の根本的改修工事に着手されておりまして、これが完成のあかつきには、油津港は宮崎縣の中心部以南におきまする主要なる産業開発の拠点として、その主要性はいよいよ増大して参ることは必至であります。すでに昨年四月十五日には衆議院におきまして、また同年七月四日には参議院におきまして、それぞれこの油津港の貿易開港指定に関する請願は採択済みであります。
○河野(金)委員 現下の情勢にかんがみ、わが國の基礎産業の資材を確保する意味におきまして、修正案を含む原案に賛成をするものであります。しかし先ほど共産党の川上君が言いましたように、吉田内閣の性格は、相当われわれも監視しなければならないものがあるのであります。この法安によつてくず鉄を所有している者の一方的な犠牲において、特殊な者に利益を與えるというようなことがあつては断じてならないいと思います。
しかしこれは六月一日以後に施行される法律といたしましては、通商産業大臣とすべきが正当だと思いますので、これを「通商産業大臣」に改めるのであります。「商工省」という文字も同じく「通商産業省」に改める。第六條中「商工省」とあるのを「通商産業省」に改めるのであります。
○橋本(金)委員 本法案はわが國重要基礎産業である鉄鋼業の復興と輸出振興の見地から、あるいは内外鉄くずの現状にかんがみまして、國内鉄くずの最大限の利用をはかり、鉄鋼生産計画完遂のための案と承知をいたしまするが、その間いろいろ含みの点もありまして、提案以來いろいろ檢討をいたしました結果、ただいま修正いたされました箇所につきまして、なおまだ十分とは申し上げることはできないのでありまするが、法の性質から見
併し、持株整理委員会が行いましたこの行爲は、過度経済力集中排除法の目的と手続において明らかに違反行爲であるということ、又排除法の運用の失敗が我が國産業経済並びに国民の権利に重大なる惡影響を及ぼす危險が多いので、これを防止するために、総司令部五人委員会は、昭和二十三年九月十一日、持株整理委員会に対して排除法実施上の四原則を提示せられましたが、この四原則にも違反しておるということ、及びこの指令案公示後、
申すまでもなく政府におきましても、夙にこの事業の復興復旧というものが一日も速かに行われることの必要、換言しますれば、通信事業の復興が我々國民生活に及ぼす影響、なかんずく経済の復興、産業の復興に及ぼす影響が甚大であるということを知りましたので、極力この点について努力をして参つたのであります。
そこで先ず四國支所新設の理由を申上げますと、元來、四國は相当量の資源に惠まれ、特に塩化バリウム、硫化曹達の化学工業を初めとし、今後伸張すべき工業として、海水化学、耐火物、紙及びパルプ工業等の諸工業が主なるものでありますが、修上の諸工業が我が國産業界に占める割合の大なるに拘わらず、試驗研究機関としては單に地方的な研究機関のみで、総合的な工業試驗研究機関が現地に存在せず、辛うじて大阪工業試驗所の指導に頼
こういうように、日本の学術というものは現在荒廃に帰しつつあるという事実、これは將來日本がほんとうに自立して、産業の上でも繁栄して行くということから考えまして、まことに寒心すべきことであります。学問というものは、一旦根が絶えましたならば、なかなか芽が生えないものであります。
理財局はその字の示すがごとく理屈でございまして、内容は國庫、外資、あるいは一般産業経済の事務を所掌いたしておるのであります。今回の見返資金の事務につきましては、お話にもありました通りに理財局でやることになつておりまして、決してこれは金融の二元化とは言えないと考えております。
わが國は世界屈指の繊維産業の國でありまして、繊維は久しくわが國輸出貿易の大宗でありました。戰後國民経済の構想は一変するに至つたのでありますが、繊維類の輸出は依然として輸出総額の六〇%を占めておるのであります。國民経済上圧倒的重要性を持つておりますことは、先般本議場におきまして、民自党の植原議員より蚕糸業に関する緊急質問において明かにされたのであります。
從つて補給金を出すことは、その産業を維持保護するといつたような目的に使われるおそれがあるのじやないか。從つてこんな問題につきましては、どうしてこれを両方の要請を合致せしめつつ補給金を減らして行くのが適当であろうか。その他いろいろございまして、品目がたくさんございますから覚えてはおりませんが、そういつたような問題がございます。
それで補給金の單價を切下げることを考えたのでありますが、実は各産業においていろいろでありますけれども、固定費部面というものは、確かに量がふえるに從つてこれはコンスタントでありますから減る理窟でありますし、その他の比例費部面が相当多いのであります。ことに肥料などについてはそういうことになりますが、数量がふえると予定した以上に非常に補給金がふえるという状況になつております。
但し掛賣りをしなければ拂えないような、いわゆる配給の米がとれないような社会情勢をかもすことは、まことに遺憾でございますので、根本的に國の産業の面において、賃金の不拂いとか、あるいは資材の不拂いとかいうようなことが起きないような手を打たなければならぬと存じまして、これらはただいま急速に実施いたしておりまして、一部炭鉱の不拂い問題も近く解決を見る現状に相なつておりまするので、これに伴いまして、ただいまの
○中川(以)政府委員 それは今日経済の安定を第一主義としてやつておりますので、国民がこぞつて九原則を実施いたしまして、耐乏生活に耐え、産業を振興させるところにあると存じます。
特に今日産業資金の面におきまして、資金計画は復金の融資がまつたくとまりました関係上、産業方面に対する資金が非常な困難を來しておる。
賣つて利益があつて、その何割かを租税で納めるというのと違つて、いきなり差益がありとして資本力から取上げるのであるから、これが若し差益がなくて取上げられるということになると、資金力を非常に減退させて再生産を阻害し、あらゆる産業を萎廃沈滯せしめる重大な結果になると思うので、特にこの問題をこの委員会にもお願いして取上げて頂いたのですが、大体こういうものは適正な且つ公平な計算が必要であつて、これは折角均衝予算
大体調査廰はこの三つの方法によつて統制の励行を図つておるのでありますが、更に第四番目の仕事といたしまして、統制の励行というためには、一つの役所だけでやつていたのでは実は効果が十分に止らないのでありまして、農林省とか、商工省とかというような産業関係官廰は勿論、檢察廰、或いは警察というような関係機関の施策が一元的に運用された初めてその効果を挙げ得るのでありまして、さような見地に立ちまして、これらの関係機関
ただ現在の逓信事業を見ますときに、遺憾ながら、日本の産業文化の方面におきまして、きわめて重要なる事業たる逓信事業本來の使命である迅速正確という点にまだ欠けるところが多大あります。この意味におきまして、逓信行政機構の強力なる遂行はきわめて肝要でありますが、行政機構の拡張、厖大化、必ずしも強化にならないと考えるのであります。
どういう意味でそういう御質問をなさるのかわかりませんけれども、今申し上げました通り電氣通信監は一般の官制から見ますれば、次官の次には局長ということになつておるのでありますが、この電氣通信省と通商産業省だけは、特に通商産業省と電氣通信省の機構が新しくできるという意味におきまして、各局を総轄した次官といわゆる局長との間に総轄した機関を特に設けたようなわけであります。
○荻田政府委員 昨年度農業、水産業、林産業等に対しまして、新たに事業税を課税いたしました当時、今お述べになりましたような問題があつたのでありますが、地方財政の現状からして、どうしてもいわゆる俸給生活者のようなものを除きました以外の、一切の事業に対しまして地方税をとる、こういう方針で、すべて商工業と同樣に事業税を課税することになつたわけであります。
その間G・H・Qから一度二度三度、又労働省において第一次、第二次、第三次といういろいろの試案が組まれたということを聞いているのでありますが、一番最後の政府案をば決定するために、衆議院の倉石労働委員長並びに鈴木労相が、いわゆる政府と民主自由党の意見を代表して、例えば最後案折衝のときに、喧嘩に亙る團体交渉権の禁止とか、又産業を危殆に陷れるゼネストの全面的禁止とか、こういう條項の内容については又後程鈴木労相
私より專門家の中野さんの方がよく知つておられるでしようけれども、すべて政治的意図を含めて全産業を麻痺せしめるようなゼネスト、又一産業について特殊な事情、これも皆ゼネストと呼ばれる、一概にこれを引つくるめての結論はつけにくいのでありますが、大体ゼネストというようなものがそういつた形において本來の労働組合自体の運動の線を著しく逸脱してしまう傾向がありまして、そういつたものは正当ではない、それから同情スト
それは、終戰以來日本人の生活が実にみじめになつたし、産業もまたにつちもさつちも行かないような状態になつて來ておるということ、こういうことについては、ここで申すまでもありませんが、特に日本の学術は一体どうなつておるか、これは東北大学でも、金属材料研究所が、予算をもらえないで、どうにもならなくなつておるというような事実またいわゆる博染病研究所というものも動きがとれなくなつて来ておる。
現在の予算においては、ある数の学科と講座が予定されておりまして、現在の予算ですぐこれをふやすということはできないと思いますが、日本といたしましては、繊維産業は非常に重要な産業でありますから、今後ともその方面の研究教育を縮小しなければならぬというようなことはむろんないことでありまして、日本経済の再建と同時に、ますます充実して行く傾向にあるだろうと私は考えます。
ことに日本の経済復興に一番重要であります輸出産業、特に繊維産業がこの輸出に重大なる使命を持つておることは、各位もともに御認識のことと私は信じます。特に繊維類中蚕糸の輸出につきましては年額相当の外貨を獲得しております。また蚕糸が輸出産業中において、実に重要な地位を占めておることも、各位ともに御存じのことと思います。