1973-04-24 第71回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
ですから、最近御承知のように公害のカドミだとか、あるいはいろいろなものが、従来なかったところで検査しますと、秋田県のどこかの鉱山のあとに出てきたとか——これもう十年も前にあったことですね——もう廃山になったところで出ているとか、あるいは兵庫県の生野銀山の近くなんかも、これまた神戸の大学の先生は、こんなものはイタイイタイ病でないなんと言っていますけれども、しかし、専門家に言わせればイタイイタイ病なんで
ですから、最近御承知のように公害のカドミだとか、あるいはいろいろなものが、従来なかったところで検査しますと、秋田県のどこかの鉱山のあとに出てきたとか——これもう十年も前にあったことですね——もう廃山になったところで出ているとか、あるいは兵庫県の生野銀山の近くなんかも、これまた神戸の大学の先生は、こんなものはイタイイタイ病でないなんと言っていますけれども、しかし、専門家に言わせればイタイイタイ病なんで
まあ、それはそれとして、時間がありませんので、今度は環境庁長官にイタイイタイ病の問題についてお聞きいたしますけれども、これはそのうちの一つの事例でありますが、兵庫県の生野町のカドミ中毒患者について、これは何べんも公害特別委員会あるいはあらゆるところで取り上げられた問題でありますが、約千二百年前からこの生野銀山というのがありまして、そうして鉱毒を流し続ける。
また有名な毛利、尼子の戦争で大森銀山の取り合いをやった、あるいは越後の上杉家の佐渡金山、また生野銀山は但馬の山名家、伊豆の金山は今川家、あるいは甲州や信濃の金山は武田家の軍用金として知られておるわけであります。 また豊臣が天下をとりましてから大宝令の規定に従いまして鉱山の国有化を行ないました。
そのときいろいろ説明を聞いたら、生野銀山についての会社の経理内容がいいか悪いか加りませんが、大体今三年間の療養期間、それを大体本給の六〇%。ところが、会社の負担で大体十割負担をやつていました。そうすると、大体割増しとかその他つかないといたしましても、珪肺で倒れて入院をして療養をする諸君は、生野に関する限りは、大体自分の本給に匹敵する療養給付を受けておる。