2006-12-12 第165回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
こうした厚生年金や社会保険の適用拡大の意義等について簡単に整理してお答えをすることで今の御質問にお答えしてまいりたいと思いますが、年来言われておりますことは、第一に、被用者、つまり勤め人としての年金保障という観点から見ますと、パート労働者も一般の労働者と同じ給与所得者であり、老後の生計基盤がない場合が多いために、定額保険料、定額給付の国民年金制度ではなく、被用者にふさわしい厚生年金制度の対象として年金保障
こうした厚生年金や社会保険の適用拡大の意義等について簡単に整理してお答えをすることで今の御質問にお答えしてまいりたいと思いますが、年来言われておりますことは、第一に、被用者、つまり勤め人としての年金保障という観点から見ますと、パート労働者も一般の労働者と同じ給与所得者であり、老後の生計基盤がない場合が多いために、定額保険料、定額給付の国民年金制度ではなく、被用者にふさわしい厚生年金制度の対象として年金保障
短時間労働者は、厚生年金被保険者と同じように給与所得者でありまして、自営業者のような老後の生計基盤がない場合が多いですし、また、これらの方々というのは国民年金保険料の未納者の割合が高くて、このままでは老後の生活が不安定になりかねない状況にあります。これも御指摘いただいたとおりでございます。
給与所得者である非正規雇用者は、自営業者のような老後の生計基盤がなく、基礎年金だけでは十分とは言いがたい面があります。このため、二階部分を含めて所得保障する厚生年金の適用をこのような非正規雇用者に拡大することが極めて重要な問題だろうと思います。