1985-04-10 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
今日、世界最大の生糸生産国である中国におきまして、養蚕農民の一人当たりの年間所得を千元、要するに日本円にして十万円とし、一戸の農家の働き手を三人とした場合には三千元、要するに三十万円であり、日本の農家所得四百五十万と比較いたしますと十五分の一強ということで、その格差が非常に大きいというふうに思います。
今日、世界最大の生糸生産国である中国におきまして、養蚕農民の一人当たりの年間所得を千元、要するに日本円にして十万円とし、一戸の農家の働き手を三人とした場合には三千元、要するに三十万円であり、日本の農家所得四百五十万と比較いたしますと十五分の一強ということで、その格差が非常に大きいというふうに思います。
○荒勝政府委員 四十五年の暦年でございますが、昨年一年間の結果からいたしますと、繭の生産数量が約十一万二千トンございまして、それから生糸の生産量が三十四万二千俵、それから輸入数量が、昨年は非常に国内の旺盛な需要がございまして、ほとんど世界じゅうの生糸生産国から輸入が行なわれまして約六万六千俵、そのほか一万五千俵ほどの絹織物の輸出がございまして、純内需といたしまして三十九万二千俵、四十万俵近い数字になっております
日本の生糸は、大体年間最近三十五万俵くらいの前後でこの二、三年来動いておりませんが、中国生糸は、御存じのように世界でわが国に次ぐ第二のいわゆる生糸生産国でございまして、ほんとうの意味での中国生糸の生産量というものは、われわれも十分捕捉しておりませんが、いろいろな文献等から勘案いたしますと、中国の生産量は約十七万前後というように理解している次第でございます。
私は考えるに、おそらくは参考人の意見もそうでありましたけれども、外国に出す場合については、いわゆる生糸生産国の比較においては若干高くなるのではないかという御意見がかなり多いのであります。これは、衆議院における参考人の供述の中にも、若干高くなるのじゃないか、高くなっても、日本の生糸は品物がよろしいからけっこう売れるんだ、取引はできるんだ、そういう御意見がかなりあるようであります。
中共その他の生糸生産国と日本の生糸と競争させて、安い絹をそこに仕入れようという考え方が非常に強く出ておったといわれる。特に私は、その中で、その会議の二本の柱の一つは、インターナショナル・シルク・アソシエーションの会費の負担の問題、これは生糸の特に宣伝費の負担の問題、それから第二は、ほとんどといっていいくらいその発言は日本の絹に対する攻撃であったということです。