1997-05-22 第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
そこで、具体的には、これまで年間一本で、実需者割り当て数量といりのを決めたらそれで、需給とか価格の動向のいかんにかかわらずそういう運用をしておったわけですが、これからは、九年度から、生糸年度ですけれども、四半期ごとに需給と価格の動向に応じて輸入量を調整していくとうことにいたしたわけでございます。それをさらに十年度以降もやっていこうというのがその趣旨でございます。
そこで、具体的には、これまで年間一本で、実需者割り当て数量といりのを決めたらそれで、需給とか価格の動向のいかんにかかわらずそういう運用をしておったわけですが、これからは、九年度から、生糸年度ですけれども、四半期ごとに需給と価格の動向に応じて輸入量を調整していくとうことにいたしたわけでございます。それをさらに十年度以降もやっていこうというのがその趣旨でございます。
なお、絹業者の経営安定にも配慮する観点から、本年四月から生糸の安定基準価格を大幅に引き下げるとともに、八生糸年度の調整金につきましては、これまでの千円から九百五十円ということで引き下げることとしたところでございます。
したがいまして、平成四年生糸年度の繭糸行政価格の決定に当たりましては、これらのことを十分考慮しつつ、関係方面の御意見も参考にいたしながら、蚕糸業振興審議会に諮った上で適切に決定してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
それから生糸の生産の方でございますが、五十一生糸年度には二十八万七千俵でございましたが、平成元年度は九万八千俵でございまして、平成元年度は五十一年に対して三四%の水準でございます。また、生糸の需要量の方でございますが、五十一年を一〇〇といたしまして平成元年には四一という水準になっておりまして、繭の生産量も減っておるわけでございますが、それからつくりました生糸の需要量の方も減っている。
平成三生糸年度に日本へ中国からどれぐらいの生糸の輸出をしていただくかということで、その数量についての協議が行われているところでございます。 第一回目の協議は、昨年十二月二十日と二十一日に北京で行われました。第二回の会議は本年でございますが、三月七日、八日に東京で行ったところでございます。
○安橋政府委員 まず、生糸の需要でございますけれども、平成元年度が対前年度で需要が三四%減りまして、平成二生糸年度は三年一月まででございますけれども、減りました前年に比べまして同期比でさらに一〇%減っているというような状況でございます。
お尋ねのございました中国との関係でございますが、この一月に北京で一度交渉を行い、それから先般東京で交渉を行いまして、元生糸年度といいましょうか、元年度の分ということで四万俵という、そういう一応約束ができました。
私どもの今の推定としましては、元生糸年度で見まして大体十四万俵から十五万俵程度、国内生産量は十万俵程度、このように見ておるところでございます。
○政府委員(松山光治君) 安定価格帯の中に入った日にちでございますが、元生糸年度に入りましてから営業日数が約二百日でございますが、そのうち三十七日でございます。 なお、最近六カ月をとってみますと百十四日中の三十七日、こういう姿に相なっております。
○村沢牧君 こうした状況に対して、六十三年度生糸年度の二国間協議の輸入協議数量は、前年度の二・三倍にふやして中国から二万俵の輸入を見込んでおるけれども、これも一度に輸入して需給を緩和することができるわけでもないし、ましてやこれ以上に追加して輸入をふやすようなことは期待できないと思いますが、これまたどうですか。
これは先生も御案内のとおり、六十一生糸年度に極端な流通消費の減少がありまして、それを回復する動きがあることを背景にいたしまして、国内における昨年の繭の減産だとか製糸の生産縮小、あるいは海外産地における生糸等の価格の上昇を要因とした強気の見方が優勢となっておりまして、昨年十月以降、先ほど申し上げましたように、一時鎮静をいたしましたが、安定上位価格を超えて推移をしているわけでございます。
○赤保谷説明員 いわゆる蚕糖事業団で生糸の需給操作を通じまして価格の安定を図っておるわけでございますが、六十二生糸年度に適用されます安定基準価格、これはキログラム九千八百円、それから上位価格が一万六百円、六十三年度についても同様でございます。
一方、先の価格は、制度の不安定を反映して、これは事業団が崩壊するんじゃないか、こういうような不安もございまして、大変価格が落ちたものですから、昨年十一月に従来の基準糸価一万四千円から一万二千円という大幅な改定を、しかも生糸年度の途中でするというやむを得ない事態に至ったわけでございます。
ただ、今御引用になりましたような価格推移の中で、二千八百俵というのは新生糸年度からの数量として一応設定したわけでございますけれども、その後、現実に大変これは現物も落ちましたが先物が大変低落いたしましたので、十月から十二月の三カ月の間は千五百俵にするということでこれを抑え、一月にはこれを二千俵にするということで、若干基準糸価の上に来たという状況に応じて調整をするということで、数量調整はいたしておりますが
我々としましては、具体的な価格水準のあり方についてはやはりそのときどきの需給の推移を見て、生糸年度ごとにこれはいかなる水準が妥当か、こういうことを具体的に判断すべきものというふうに考えておるわけでございまして、現時点での今後の見通しはどうか、こういうことになりますと、やはり昨年の期中改定後間もないわけでございますし、実質的に期中改定後六十生糸年度は初年度でございますので、やはり全体の水準としては現行水準
○最上進君 局長の答弁で理解できましたけれども、少なくとも六十生糸年度だけはということでなくて、あくまでも決定した安定基準価格というものは、今後あらゆるそこに政策を集中をさせてこの線を断固守り抜いていただきたい。政府に対する養蚕農家の信頼をこれ以上踏みにじるようなことのないように、ぜひひとつお願いをしたいというふうに要望をしておきたいと思います。
そこで、今回の法改正によりまして、現在一万二千円という基準価格をそのまま安定基準価格につないで、この価格レベルを当然六十生糸年度でも維持していくという御決意のほどを、ひとつお聞かせをいただきたいと思います。
○政府委員(関谷俊作君) これは六十生糸年度の価格算定につきましては、本法案を御審議いただいて成立いたしました状態におきましては早急に決定したいと存じておりますけれども、この場合には価格算定の基礎についてはその時点での数値に基づきましていろいろ決定するわけでございますが、全体の方針としましては、昨年十一月に基準糸価一万四千円から一万二千円という大変大きな期中改定により引き下げをいたしておりまして、その
一方、こういう状況はなかなか改善しないであろう、そうしますと価格についても厳しい考え方をしなければならない、こういうことになりますので、現在の時点で六十一生糸年度以降の問題についてはなかなか見通しも難しい。
ただ、私ども考えますのに、現在、一万二千という基準糸価が設定されましてまだわずかな期間でございますし、六十生糸年度は実質的にその最初の生糸年度でございます。
それ以来まだ実は半年ということで、しかも年度からいいますと五十九年度の生糸年度が今進行中でございますので、今、目新しい影響というものは出ておりません。ただ、今先生からの御指摘がございましたように、この基準糸価の引き下げによりまして繭の値段がある程度下がってくる。そうしますと全国的に減産が行われるであろう。
○関谷政府委員 ただいまの昨年秋にかけての経過の問題でございますが、これは生糸年度当初から、現物、先物とも実際上は安定下位価格に近い状態で推移してきたわけでございます。その間、八月下旬に至りましてある新聞に出ました価格安定制度の将来不安というような記事を契機にしまして、現物も多少下がりましたけれども、特に先物が今先生のお尋ねになりましたような水準に下がっていったわけでございます。
この間、価格でございますが、五十九生糸年度、六月から始まります生糸年度につきましては、年度当初、前年同様一万四千円に基準糸価を据え置いたわけでございますが、その後、大体現物価格がこの一万四千円の基準糸価をだんだん割り込んでまいりまして、特に八月以降むしろ安定下位価格の一万三千二百円に近づく、一方先物の方は大変低くなりまして、九月以降大体一万一千円前後のところで推移をしたような次第でございます。
それから、その場合の、六十生糸年度につきましては、これは本法、今度の改正案が成立しまして早急に決定をするわけでございますが、その考え方としましては、実はこれは先生もよく御承知のとおり、昨年大変需給関係、価格関係から期中改定ということがございまして、その場合に、我々としても十一月の期中改定の際、ここで期中改定をして、例えば法律ができましたときに新生糸年度でもう一度価格改定で価格が下がるというようなことでは
これは長期的というか、やや中長期的な意味での価格安定を意図した制度でございますので、私ども、当面の問題としましては、この今回の改正案が成立しました際には、少なくとも六十生糸年度については、現在の一万二千円という基準糸価をそのまま安定基準価格にも継承するというようなことで、あくまでもやや長い目で見て価格の安定を図りながら需給のバランスをとっていくということでこの価格設定をしてまいりたいというふうに考えておるものでございます
これはこの法律が通ったら速やかに決定したいと思っておりますが、その新しい繭糸価格安定法のもとで——生糸の行政価格につきましては昨年十一月に繭糸価格について生糸年度途中の改定を行ったところであります。そんなことで、現行の中間安定措置における価格水準を尊重して適切に決定したい、こう思っております。
生糸の消費量が減っているとはいえ、絹需要の動向を見れば五十七年生糸年度の絹の需要は三十四万一千俵に対し、国内生糸生産量は二十一万五千俵で、需要量に対して十二万六千俵も足らない。また五十八生糸年度では三十一万七千俵に対して十九万四千俵であるので十二万三千俵も不足をしている。大臣、このように国内生産量は需要量に対して四〇%も不足しておるのに、なぜ国内の繭を生産調整しなければならないのか。
よって政府は、繭糸価格安定制度の趣旨を体して、生糸及び絹製品の輸入の秩序化を図り、昭和五十九生糸年度の基準糸価等の決定に当たっては、次の事項の実現に努め、蚕糸業の安定的発展を期すべきである。 一、養蚕農家等の経営状況を踏まえ、再生産可能な繭糸価格の実現に努めること。
すなわち、製糸業界では昨年十一月から二五%の不況生産カルテルに加え、本年二月には二五%の設備廃棄あるいは全国の機業地における操短の繰り返し、さらに農水省は五十九生糸年度の産繭量について三〇%の減産を計画するなどの状況にあります。にもかかわらず、蚕糸砂糖類価格安定事業団の生糸在庫は十七万五千俵を突破し、うち輸入糸が六〇%を超えております。
○高木(賢)説明員 五十九生糸年度に適用いたします基準糸価につきましては、先生御案内のように、三月末に蚕糸業振興審議会の議を経て決めるということに相なっております。
○政府委員(小島和義君) わが国の絹全体の消費量、これは生糸に換算いたしますと五十三生糸年度で大体四十七万俵ぐらいございました。わずか二、三年の間に急激に減少いたしまして、最近では三十五、六万俵という水準になっておるわけでございます。
○馬場富君 五十七年の十月二十八日に、農林水産省農蚕園芸局長の名で、五十七生糸年度の繭輸入についての通達が出されておりますけれども、この趣旨と量等について説明願います。
その内容は、生糸年度別に繭の輸入数量、五十七生糸年度の場合で申しますと、それを九百トンと決めておりますが、そのほかに国内の繭の出回り時期には繭の輸入をしないようにというふうなこと、さらには生糸をつくっております団体別に輸入商社とドッキングをいたしまして、商社が入れました物が全量製糸関係の団体、企業に流れるように、そういうことを指導いたしておるわけでございます。
五十八生糸年度に適用する行政価格につきましては、現在生産費あるいは生糸の製造加工経費の集計を行っている段階でございますが、御指摘ございましたように、頭からその結論を決めるということではございませんで、数字を慎重に検討いたして、また需給事情も念頭に置きながら蚕糸業振興審議会の議を経て決定をいたしたいと、かように考えております。