2004-03-16 第159回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
これはやはり全体としての水田農業の構造改革という観点から、転作麦なり大豆、あるいは飼料作物と、そういった生産の相当部分を担っております生産組織が効率的かつ安定的な形態に発展するということを期待をいたしまして、そういう意味で意欲的に見込んだものでございますが、ただ、配分を受けましたこの産地づくり交付金につきましては、申し上げましたとおり、要するに算定はただいまの委員からも御指摘のあった作物ごとの生産調整規模
これはやはり全体としての水田農業の構造改革という観点から、転作麦なり大豆、あるいは飼料作物と、そういった生産の相当部分を担っております生産組織が効率的かつ安定的な形態に発展するということを期待をいたしまして、そういう意味で意欲的に見込んだものでございますが、ただ、配分を受けましたこの産地づくり交付金につきましては、申し上げましたとおり、要するに算定はただいまの委員からも御指摘のあった作物ごとの生産調整規模
その結果、棚上げ備蓄については、不作等による備蓄放出の機会がない場合、援助、飼料用に処理せざるを得なくなり、結果的に多大な財政負担を要することに加え、買入れが数年に一度となれば、在庫更新時に生産の一時的な拡大が必要となり、生産調整規模の急激な変動をもたらすなどの問題が指摘されたところであります。
そうすると、生産調整規模が急激な変動をするということもございまして、農業生産への大きな影響が懸念されるということでございます。 そういうことも考えまして、我々としましては、備蓄運営のコスト、それから生産への影響、そういうことを考えますと、申しわけないですけれども、なかなか棚上げ備蓄というのはとれないということでございます。
量的側面と質的側面がございまして、まず量的側面につきましては、米の需給事情から生産調整規模がふえているということ、目標の面積だけでも、十二年度が九十六万三千、十三年度が百一万、十四年度が百一万、まあ超過達成がありましたけれども、十五年度が百六万というふうに、生産調整規模がふえているということが量的側面でございます。 次に、一つ一つの単価。
米につきましては、その消費量の減少に拍車が掛かっておりまして、生産調整規模が水田面積の四割にも及んでいる状況にございますし、またこういった生産調整規模の拡大にもかかわらず米価が下落をいたしまして、担い手を中心とした水田農業経営が困難な状況に立ち至っているわけでございます。
○石原政府参考人 平成二十二年の生産調整規模でございますけれども、平成十三米穀年度の主食用の米の需要量は九百二万トンでございます。近年の米の需要減少のトレンド、このところ、毎年十三万トンずつ減少しておりますが、これがこのまま続くとなりますと、二十二年の米の主食用の需要量は七百六十六万から八百三十六万トンになると我々は試算しております。
○太田政府参考人 生産調整規模が現在より増加した場合に対する多面的機能ということでございますが、その場合におきましても、この機能が適切かつ十分に発揮されるような、さまざまな施策を推進していきたいというふうに考えております。
また、平成十二年産米穀の作柄及び最近の需給・価格動向にかんがみ、緊急に米穀の需給と稲作経営の安定を図る観点から、米穀の持越在庫水準の早期適正化、平成十三年産米穀の生産調整規模の拡大、稲作経営安定対策についての臨時特例措置などを柱とする総合的な米対策を取りまとめたところであります。
また、平成十二年産米穀の作柄及び最近の需給・価格動向にかんがみ、緊急に米穀の需給と稲作経営の安定を図る観点から、米穀の持越在庫水準の早期適正化、平成十三年産米穀の生産調整規模の拡大、稲作経営安定対策についての臨時特例措置などを柱とする総合的な米対策を取りまとめたところであります。
まず、諮問の説明によりますと、平成十二年産米穀の作柄及び最近の需給、価格の動向にかんがみ、緊急に米穀の需給と稲作経営の安定を図る観点から、米穀の在庫水準の早期適正化、平成十三年産米穀の生産調整規模の拡大、稲作経営安定対策についての臨時特別措置などを柱とする総合的な米対策を取りまとめた、これが諮問案に状況として説明されております。
これは、大豆の作付面積に占める転作大豆の割合は七割と高く、また、その定着も十分図られていないため、米の需給調整による生産調整規模の変動の影響を強く受けてきた結果によるものと考えております。
こういう生産調整規模、最大規模になっているというのが現状でございます。 しかし、先日の米価決定に当たりましても、政府買い入れ価格ではございますけれども、比較的劣位にある小規模稲作農家というものが一度はそういうものを脱却して大規模経営農家に有利にというような配慮もあったと思いますけれども、実際にはそのような傾向というものは全然変わっておりません。
それから、今後のことでございますが、そういったことでございますので、十一年に引き続き十二年の生産調整規模につきましては十一年産と同様の生産調整規模を維持するという方針でおります。
生産調整規模が変動しない方がいいと、同じ面積で何年もつくられる方が農家は安心するんだということも確かに議論としてはあると思いますし、そういうお考えもあろうかと思いますけれども、先ほど申し上げましたように大変な不作の年も出てくるわけですし、それから豊作が続けば備蓄米が積み上がってくる。不作のときは実は二百六十万トンぐらい輸入をしているわけです、平成五年に。
まず、生産調整の部分を中心にしまして私の方からお答え申し上げたいと思いますが、先ほど先生もおっしゃいましたように、十年度の生産調整につきましては、米の需給状況を踏まえて過去最大の生産調整規模で取り組んでいただきまして、対象水田面積九十六万ヘクタールに対しまして九十五万四千ヘクタールが実施見込みということで、全国的にはほぼ目標を達成したと考えております。
それから、今お話がありましたように、かなり生産調整規模を全体として拡大いたしましたので、その中で着実に各農家にやっていただくということが大変重要だと思います。一部の大きな農家にもっと配慮をということは議論の過程ではございましたが、今の段階では生産調整の実効性を確保するということで、新たな経営安定対策を仕組んだということでございます。
しかし、今、委員が御指摘になりましたように、本対策はこうした課題に的確に対処するために、緊急に生産調整規模を拡大する二カ年における緊急特別の技術対策として実施すると申しましても、果たして二カ年でそれだけの成果につながるのかどうか。これは、むしろ私どももこのことは共同でこの衝に当たっていくということでございますから、何としても上げるための努力をしなきゃいけないと思います。
こういう状況に対処いたしまして、米の需給と価格の安定を図るということからいたしますと、これは生産者団体とも十分に意見交換をした結果でありますけれども、早急なる需給均衡の回復が必要であるということで、二年間での需給均衡の回復とそれに見合った生産調整規模の拡大を図る、こういうことにいたしたわけでございます。
これはガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の受け入れのときの閣議了解にもございますが、「米のミニマム・アクセス導入に伴う転作の強化は行わない」ということが明記をされておりまして、国産米の世界だけでこの生産調整規模を決めているわけでございます。
一つが、生産調整規模をどういうふうに決めるかという問題がございます。これにつきましては、御案内のとおり、先般の作況が一〇二ということになりますと、来年の十月末の在庫が、国産米だけで二百十五万トンから二百二十五万トン程度というふうに見込んでおるわけでございます。そういった二百二十万トン前後ということになりますと、自主流通米の過剰在庫が当然出てまいります。
また、生産調整助成金につきましては、米の需給事情に応じた生産調整規模に弾力的に対応し、全体の調整が確保されるよう、その内容について今後検討してまいる考えであります。
さらに、平成五年の需給安定を図る観点で、御承知のとおり、御指摘ございましたように、平成四年産米についての生産調整規模についてはかなり大幅な調整を行って需給の安定を図りたいというふうに考えておるところでございます。