1990-07-04 第118回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
○倉田委員 生産米価の価格決定のあり方について、もう一度違う観点から御質問させていただきたいと思いますけれども、例えば農業というのは非常に天候に左右をされてしまう、あるいは非常に自然界の大災害の影響等をもろに受けやすい、こういう部分はどなたもお認めになっておられるし、非常に言われていることであろうと思うわけですけれども、この価格決定のあり方について、こういう天候の状況であるとか自然の大災害であるとか
○倉田委員 生産米価の価格決定のあり方について、もう一度違う観点から御質問させていただきたいと思いますけれども、例えば農業というのは非常に天候に左右をされてしまう、あるいは非常に自然界の大災害の影響等をもろに受けやすい、こういう部分はどなたもお認めになっておられるし、非常に言われていることであろうと思うわけですけれども、この価格決定のあり方について、こういう天候の状況であるとか自然の大災害であるとか
きょうの読売新聞でございますが、「生産米価 五%引き下げ諮問へ 農水省固める」、そして大見出しで、「内外価格差を縮小」という記事が出ております。この生産者米価の問題につきましてはこれから論議される点ではございますが、そのようなことも含めまして所管官庁であります農水省のお話を聞かせていただきたいと思います。
しかし、そのためにそういった担い手の方々のつくっているお米の生産米価というものを基礎に算定をすることによって、必ずしもそういった担い手の農家の方向に農業が収束していくとは決して思えないのでございます。御承知のとおり、米価を引き下げる方向になれば、一番最初に打撃を受けるのは、大規模で専業農家で稲作を中心としてそれのみで生きていく農家であることは言うまでもありません。
これは長官も聞いていただいて、どちらのお答えでも結構でありますけれども、米価を決める、これは生産米価であると消費米価であるとを問わず、そこら辺のところは多少幅があるにしても、基本は幾らの米が望ましいかということでありますが、農家の素朴な疑問は、米の値はこの五、六年実質的にはほとんど値下げと言ってもよろしいほど上がってはいません、だけれども農機が上がりました、電力が上がりました、ビニールが上がりました
例えば私自身のことで言えば、教育費の問題であるとか社会保障の問題であるとか、先ほどの農村との関係で言えば、生産米価は低いけれども消費米価は高くなるというような米価の問題であるとか、そういう生活費、一連の国民生活の問題が、仮想敵をつくってそれに従って突出させている防衛費のために毎日毎日の生活は切り詰められているというようなことを考えますと、どうも憲法の平和主義の原則あるいは憲法第九条で戦争放棄をしたために
そうすると今度算定される米価では、一ヘクタール以上の生産米価は何とか採算がとれるであろうけれども、七七%を占める一ヘクタール以下の農家っていうのは米をつくっても全然採算がとれない。なぜ一ヘクタールという基準をつくったんですか。
○国務大臣(田澤吉郎君) いま米価審議会をきのうから開いておるのでございますが、私たちは諮問をこういう状況の生産米価をしたいと思うが、いかがなものでございましょうかという、いわゆる権威ある米価審議会にお諮りをいたしまして、その意見を聞いて、そして米価を決定いたしたいと思うのでございまして、その過程にあるわけでございますので、私たちはいま諮問した案を撤回するというわけにまいらない、かように考えます。
直接関係はないとされておりますが、食管法の運用の中でもきわめて重要な問題として生産者米価の問題があるわけでお尋ねいたしたいのですが、すなわち、五十五年十月の農政審議会の答申の「八〇年代の農政の基本方向」の中に、「政府米、自主流通米いずれについても品質別の需給事情をより的確に反映した価格体系が形成されるようにする等需給実態に即した運用」云々とありますが、これは今回のこの改正案で第三条第二項にかかわる生産米価決定
こういうことを言うと私は農民の仲間に首をくくられるかもわからぬけれども、べらぼうに生産米価が高い必要もないです。再生産ができるということで私はいいと思う。それには中心のとり方にも工面もあるでしょう。そうして、とにかく日本が米を主食に据え、主食である米の生産を守っていく、こういうことに全力を挙げてもらいたい。 最後にひとつ大平総理大臣の決意をお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。
この問題につきましては、米審におきましても、なるべくそういう方向で進めろという御意見が非常に強く出されておりますし、昨年の生産米価を決めました際に、政府としてもそういう方針を検討するという方針を決めておりますので、鋭意いま検討を進めておるところでございまして、技術的な問題が解決したところで、さらに経営的な問題等もございますが、できるだけそういう方向へ進めたいというふうに思っております。
○下田京子君 そこで、生産費所得補償方式によって算定したいと、このことについては確認できたわけですが、そういう立場からこれはマスコミ等に流されたのかどうか、先ほどもやはりそれは新聞等で勝手に書かれたみたいたお話がありましたが、再度具体的にお尋ねしたいのは、きょうの七月四日付の読売新聞、「生産米価一・八%(実質)上げ」「調整協力金新設などで」とついていまして、その下に「政府・自民方針」と、こうなっておるわけですね
○下田京子君 まあ再度確認したいことなんですが、情報はそういう形で書かれただろうと、農林省は関知してない、それはそうおっしゃっているんですから認めたにしましても、確認をしたいのは、生産米価一・八%の引き上げというふうな結果ではないということだけは言明できますか。
次に、先ほどから問題になっております消費者米価の値上げの問題でございますけれども、これは再三触れられて、もう大臣もお考えはさまっていることであろうと思うのですけれども、私がもう一考願いたいと思うことは、いま確かに食管会計が、今回の生産米価の大幅な値上げによりまして——大幅といいましても、生産者の実態からいえば私は別に大幅とは思っていません。
だから、そういうことについても、これでは低いから、全国平均を五人以上天井なしでやらなければほんとうのものは出ないじゃないか、もし積み残しがあるとすれば、四十八年と同じように追加払いというようなものを考えてもらわなければはっきりした生産米価というものは出てこない、と、私はこう思っておるのですが、どうですか。
いずれ統計数字については別の機会に尋ねますけれども、こういう認識でことしの生産米価をきめようとするところに大きなズレが出てくるのだと私は思う。農民の立場で考える現実の姿、現状分析というものはどういうものか。ただ統計数字で出てくるからということではなく、正直に言うたら、いま、専業農家ほど困っているのですよ。
農民のほうからはいずれ生産米価の大幅値上げ運動が起きてくるだろうし、いろいろの形で農民団体は強い要求を出してくると思うのですが、そういうことを考えたときに、ほうっておくわけにはいかない。
○津川委員 この間の生産米価の労働費でサトウキビの沖繩の人の試算をしたら一万三千百十八円になっているのです。このことも覚えておいていただいて、そこでもう一つの問題は、皆さんも陳情を受けたでしょうけれども、奄美大島で納入するサトウキビがあまり思わしくないので、製糖会社がだんだん滅びていく。
最近みたいに生産米価を据え置いて、生産調整をやって、都市農業みたいに土地の売り上げ金が入るわけでない、僻地の農民みたいに出かせぎが入るわけじゃない、ここのところに問題があるのです。こういう形を順調に進めていくとすれば、生産費が上がった分に見合って生産者米価をスライドしていく、上げていくという見通しがあるならば、農民はまだ土地基盤整備事業についていける。
まず物価問題でございますが、この物価がなぜ上がりっぱなしで下がらないのかという問題でございますが、これに対して政府は、数年前までは、米価と労働賃金が物価値上げの犯人である、農民が生産米価の要求をするから物価が上がるのだという主張をなされておりましたが、生産米価を三年間据え置きにいたしましても物価は限りなく上がってまいりまして、生産米価が物価値上げの犯人でないということは、事実の前に証明をされました。
それで私たちは、最初は、今年度の生産米価が上がった分は解消しましょうが、これから残っておる分がそう一ぺんに上げられちゃ困るというので、五・九%を主張したのです。しかし、末端逆ざやを何とか解消したいという気持ちはやっぱりあるわけです。それで、残っておる末端逆ざやが四・二%あったわけですから、それをいっときにやりたいというのが農林省の主張あるいは大蔵省の主張。
ところが四十六年になって、生産米価決定の際にこの問題がまた再燃いたしまして、前年度に交付した良質米奨励金を今度は米価に織り込めということになって、米価がそのときに決定されました。その関係で今度は自主流通米にもこれをつけるということに、やはりあとからそういうふうにきまりましたために、これも結局予備費で支出せざるを得なかった、こういう事情でございます。
たとえば金持ちには、もう少し生産米価と消費米価にあれだけの差を置かずに、金持ちからはもっとコストだけの米を食べてもらうということにして、ほんとうに困る人たちに米を安くするというようなことをしたら、この一兆円の赤字というものは出ずに済むのですから、そうしたらこれが福祉政策にほんとうに有効に役立つということになったら、国民負担というものはこれでもう相当部分が解決するということになりますし、さらに健保においてしかり