1963-03-06 第43回国会 衆議院 商工委員会繊維に関する小委員会 第3号
昨印の十月、繊維局におかれまして、人絹糸メーカーに対する生産指示量の勧告制度を廃止されたのでありますが、それ以来、人絹糸の価格は遂行次上昇いたしまして、最近人絹糸は、百二十デニールビス一キロ当たり四百九十五円、一昨日は五百円という高騰ぶりを示したのであります。
昨印の十月、繊維局におかれまして、人絹糸メーカーに対する生産指示量の勧告制度を廃止されたのでありますが、それ以来、人絹糸の価格は遂行次上昇いたしまして、最近人絹糸は、百二十デニールビス一キロ当たり四百九十五円、一昨日は五百円という高騰ぶりを示したのであります。
さようなことから、これを逆に申しますと、業界の一部では役所の生産指示量をおかまいなしに原料を手当して、余分の生産をしているというようなことも言われております。それが一つは綿花そのものといたしましてのAA制で雑綿が自由に買えるからということでやつておつた。
一応計画の際は内需が九万ないし十万というような見当で当初からスタートいたしたのでありまするが、その内需の九万なり十万なりという見当のもとにつくられた総生産指示量が、実績ではストつクの減少という形で、内需がふえたかのごとき観を呈して来ているわけであります。
ただいまのお尋ねの一月以降の生産指示量をどうするかということでございますが、一昨日の夕方大臣にも御了解を得まして、発表いたしたのでございます。生産指示量を、十二月は十六万五千梱でございましたが、一月分として十五万梱ということに決定いたしたのでございます。
この歩留りは一カン八三%、これも砂糖を五〇%混合いたしまして、生産指示量は七千三百三十七貫五百匁、これに對しまして實際の供出量は七千四百十五貫五百匁であります。いずれも十月の半ばごろから順次材料は供出調整取引をいたしまして、生産にかかりましたのは十月の二十日以後十二月の十日ごろまでに終つたのであります。