1973-07-12 第71回国会 衆議院 農林水産委員会 第44号
あるいは畜産にいたしましても、飼料の値上がり等によって畜産農家が意欲を失って、特に鶏卵事業は、はなはだしい飼料高の生産安。二十数年来卵の値段というものは変わらない、しかし、飼料というのはどんどん値上がりする、これでやっていけるはずがない。こういう問題。大豆やその他にいたしましても、日本の農政のひずみがこの農業協同組合やあるいは漁業組合に大きな影響を及ぼしている。
あるいは畜産にいたしましても、飼料の値上がり等によって畜産農家が意欲を失って、特に鶏卵事業は、はなはだしい飼料高の生産安。二十数年来卵の値段というものは変わらない、しかし、飼料というのはどんどん値上がりする、これでやっていけるはずがない。こういう問題。大豆やその他にいたしましても、日本の農政のひずみがこの農業協同組合やあるいは漁業組合に大きな影響を及ぼしている。
そうすると結果的にはもし日本の国内の消費、輸出等が伸びないというような状態になった場合に、糸高の生産安、あらしが必ず来ると思うのです。こういう問題を一体通産省としてはどうお考えになっているか。むろんいま韓国なり中共あたりから輸入もしているようでありますけれども、この高値のままで製品も安定した方向を打ち出していくことができるかどうか。
殊に現在でも原料高の生産安という傾向が非常に強いことは御承知の通りでありまして、これは結局原料業者のほうが有利であつて、加工業者のほうが不利であるということになるのでありますが、日本の現状から貝ますると、大体原料業者は大企業者が多いということになりますから、大企業者のほうが有利であつて、加工業者等の中小企業者は不利だということになると思うのであります。
それから物価構造のところで御注意願いたいのは、原料一局、生産安ということが言われておりますが、七十ページの五十九表を見て頂けば分りますように、原料と製品の物価構成に、原料がまだ安くて製品の方はまだ高いという割合に出ておるわけでございます。それは補納金が附いておるからということで説明されます。