1997-11-27 第141回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○政府委員(川口將志君) 特例措置の条件、今御指摘にございましたような有効な生産制限措置がとられていることと、あるいは輸出補助金を使っていないこととか、輸入量が三%以下であるとか、そういうような条件のもとで、我が国におきましては、米につきまして関税化の特例措置をその条件に合致するということで認められたわけでございます。
○政府委員(川口將志君) 特例措置の条件、今御指摘にございましたような有効な生産制限措置がとられていることと、あるいは輸出補助金を使っていないこととか、輸入量が三%以下であるとか、そういうような条件のもとで、我が国におきましては、米につきまして関税化の特例措置をその条件に合致するということで認められたわけでございます。
まさしくそれはあると思うんですけれども、もともと例外措置を実施するに当たっては輸出補助金がないこととか、あるいは効果的な生産制限措置が講じられているとか、そういうことが一つの前提になっているわけですね。前提が崩れたら何も関税化の措置をとらなくてもストップするんじゃないですか。
さらに、農業協定を含みます世界貿易協定、WTOの協定の関係からも、最小限のアクセスの機会を認める、いわゆるミニマムアクセス米が市場に出回る場合にそういう最小限のアクセス機会を提供しなければならない、それから、具体的な生産制限措置がとられている必要があるといったような、WTO協定上の関係もございます。
ただ、この場合、大変問題になりますのは、WTO協定との関係、特に内外無差別の問題、それから、効果的な生産制限措置が行われているかどうかという問題、さらには、食糧援助のFAOの食糧余剰処理原則というのがございます。そういったようなことをよくよく調整をとりながらやらなければならないという国際ルールとの関係がありますし、さらには、今先生も御指摘になったように、大変大きな財政負担が予想されます。
今御提案の米の貸し付けということだったらいいのではないかということではございますが、これも効果的な生産制限措置との関係で、これはWTO協定でそこが強く指摘されているわけでございます。現在、私どもが特例措置として行っている、大前提になっている効果的な生産制限措置に整合するかどうか、これも慎重に検討しなければならないと思います。
日本が七年間かかっていろいろと主張をしてきた中で、日本側としてはそういう生産調整を、これは現行のガット規定を念頭に置きながらそういう主張をしてきた結果が、こういう御指摘のような生産制限措置が適用されていること、こういうふうな条項として、調停案として提案をされてきた、こういうことでございます。
○片山虎之助君 この調停案には、特例措置適用の要件として(c)に有効な生産制限措置がとられていることとある。しかも、それがリストリクティングという進行形になっております。ということは、この六年間の猶予期間中も生産調整、減反が引き続いて進行していなければ、アイ・エヌ・ジーですから進行してなければ特例措置適用にならない、そういう解釈もできるんですけれども、いかがでございますか。
○政府委員(眞鍋武紀君) これは三つの要件の中の一つになっておるわけでございますが、やはり生産制限措置がとられていることというふうなことでございまして、これは現在のガットの規定で十一条二項(c)というのがございます。
○大塚清次郎君 それからこの一の(c)、「有効な生産制限措置が当該一次農業産品についてとられていること。」ということでございますが、これは米であれば減反ですね。これの適用は、例えば米についていえばどこまで。
また、ガットの十一条二項(c)というのがございまして、農業生産が自然の変化に左右されること、あるいは農業経営体は多数小規模で組織化が困難なこと、という農業の特殊性を踏まえまして、政府による生産制限措置の実効性を確保するために規定されているわけでございますが、この条項の的確な実行がなされない場合には、過剰農産物を処理するために補助金つきの輸出が行われたり、あるいはひいては世界の農産物輸出に多大な混乱を
また、昨年の十一月には関心国、カナダ、北欧、韓国等々の間で、対象になる産品の範囲や実効的な生産制限措置、ミニマムアクセスの解釈などについて意見調整が行われてきております。その際、我が国は、本条項とは別に食糧安保の基礎的食糧に関する条項も提案して、明確にしてきているところであります。
去る十月中旬第四次中東戦争を契機として始まったアラブ産油国における石油の生産制限措置と、これに伴うわが国への石油供給の削減は、このまま推移すれば、今後国民生活及びわが国経済全般に次第に大きな影響を与えてくるものと憂慮されます。
去る十月中旬、第四次中東戦争を契機として始まったアラブ産油国における石油の生産制限措置とこれに伴う我が国への石油供給の削減は、このまま推移すれば、今後国民生活及び我が国経済全般に次第に大きな影響を与えてくるものと憂慮されます。
去る十月中旬第四次中東戦争を契機として始まったアラブ産油国における石油の生産制限措置と、これに伴うわが国への石油供給の削減は、このまま推移すれば、今後国民生活及びわが国経済全般に次第に大きな影響を与えてくるものと憂慮されております。
第六には、政府の現に企図しております蚕種買い上げ、それから桑園整理などの生産制限措置につきましては、養蚕農民及び蚕種、桑苗などの業者に対する国の補償を明らかにしなければならぬ。
において糸価安定特別会計予算を補正し、同会計の借り入れ限度をさらに二百億円追加拡大する、第三に、乾繭設備の不足にかんがみ、繭を政府が買い上げて、製糸業者に乾繭保管させるなどの措置を考慮する、第四に、繭糸価格安定法を改正し、乾繭設備の整備等の措置と相待って、生糸及び繭の価格安定等のための条項を強化し、売りくずし、買いたたき等の規制に遺憾なからしめる、第五に、政府の企図している蚕種買い上げ、桑園整理等の生産制限措置
具体的に生産制限措置を二割どういう方向によってとるのか、このことを大臣が具体的にどういう方法でやるのか、ただ百五十億も組んだんだからいいんだということでなしに、問題は二割制限にあると思う。農民の問題でもあるが、同時に、糸価維持の基本的な問題は、この二割制限が可能であるかないかによって決定的な問題になってくるのです。
太平洋戦争によつて、一挙に巨大なる蓄積を失つた日本の経済は、戦後において、欧州諸国におけるような経済復興のための手厚い援助を受けることなく、むしろボーレー賠償案や生産制限措置等を通じて、その復興を抑制されたような点さえあつたのであります。そのようにして弱化した日本経済を、手放しで、国際的な経済競争場裡に裸のままで出発させるということがいかに無謀な政策であるかは多言を要せぬところであります。