1975-12-19 第76回国会 参議院 大蔵委員打合会 第1号
ですから、やはり国庫的見地から考えますと、まあできる限り財政法四条が規定しているような生産公債の範囲で起債するような多面的な努力をあわせ行っていかなければいけないのじゃないかというふうに考えております。
ですから、やはり国庫的見地から考えますと、まあできる限り財政法四条が規定しているような生産公債の範囲で起債するような多面的な努力をあわせ行っていかなければいけないのじゃないかというふうに考えております。
さらに、一般会計を通じて発行される公債は、建設公債、生産公債などの名前を冠しましたものの、しょせんは一般財政需要の増大に対する財源を不足の補てんとして発行される、いわば赤字公債であります。公共事業費等の特定財源に充当されるという何らの具体的、科学的保証はないのであります。
○広瀬(秀)委員 時間もありませんので重点的にお伺いをいたしますが、赤字公債ではなくて生産公債だとか、公共投資あるいは出資金というようなもののために発行するものは、いわば建設公債であり、それから収益性も出てくるし、また見合いの資産が出てきて経済に寄与し続けるであろう、こういう説明がなされるわけでありますが、そこで、当然公共投資なり社会資本に対する投資が行なわれる、そういうために七千三百億円なりあるいは
四十一年度債は公共事業と出資、融資の財源に充てるために発行されるものであるから建設公債であり、生産公債である、で、発行の量を過ごさなければインフレとなる危険はなくて、今日のような低圧経済で四兆円以上にのぼると見られる供給能力の超過は一朝にしては解決できない、であるから、今後数年にわたる国債発行を続け、そして公共投資を拡充する必要がある、こういうふうに説明されておったかと思います。
要するに、生産公債は、これはいいのだ、しかし非生産の公債というものは、これは要するに日本の国家財政をあぶなくするもとだからいかない、こういうことだ。私が言っているのは、交付公債、これは私は生産の公債でない、こういう見方をしておる。長期であるか短期であるか、これは別ですよ。来年度の予算にこれをどうするかじゃない。
したがって、その点はまあ時間がかかるから一応おきますが、大蔵大臣、あなたもお急ぎだから先に聞きますが、きのう池田総理が、いわゆる赤字公債はこれはいけない、生産公債であればこれはいいのだ、いわゆる健全財政を守るためには、生産公債というものは、これはいままでやっておるけれども、赤字公債はやらないということの答弁がされた、米田委員に対して。
われわれはそういう意味から言えば、この絶対量の少い日本の食糧の増加のために、こうした干拓事業であるとか、灌漑排水であるとか、いわゆる農業生産に関するものは、場合によっては生産公債として公債を発行してまでやるべきじゃなかろうかと考えるのでありますが、この点に対する大臣の御所見を承わりたいと存じます。
大体今の見込みとしてはこれで借換えが関係方面に協力を求めて実行できるというように考えておりますが、ただこれは従前からの借換えの分についてでございまして、昨日も申上げましたように、今仮に例えば生産公債というようものの論議の出ていることは御承知の通りでございます。
その生産増強に際しては、生産公債又は貯蓄公債発行のごとき方法によらず、これが財源として蓄積された財政資金の取り崩し等を考慮の上、基幹産業たる電源開発、造船、石炭、鉄鋼等の部門て対する財政投資と並んで、新らしい技術の導入、租税措置等を講じ、而も当面の経済不況をも勘案して、有効需要の減退を来たさぬよう十分配慮して行きたい。
池田君の貯蓄公債に否定的な考えに立つておられるとすれば、いよいよ以て石橋財政の生産公債には更に否定的であるべきはずだ、こういうふうに私は考えられるのであります。私がここでくだくだいろいろ申上げるよりは、過去の予算委員会における審議を通じて十分お考えになつておることだと思いますが、来年度は生産増強のために相当の仕事をしなければならん状態になつておる。
これは非常に世間で言われておる言葉で、私いやな言葉ですが、つまり池田君は貯蓄公債主義であつて、石橋君は生産公債主義であつたのですが、それらについて首相はこれに新しい財政政策の一つの基準を求めようとしておられるかどうか、こういう問題を一つお聞きいたしたい。
生産公債何ら遠慮する必要もない、インフレのおそれもない、私最近の公社の実情はよく存じませんが、公債の面なんかが大蔵当局といいますか、そういう方面から縛られて、せつかく公社になつたのだが、非常に制限されるために、思うような拡張も改善もできないようになつておるように私承るのでありますが、これは政府当局のお考えにもよると思いますが、何とかして建設公債をもつと積極的に出して、そうして電話の拡張改良を大いにはかる
つきましてはさらに新しき構想を進められまして、ぜひ生産公債と申しますか、あるいは建設公債と申しますか、そういうものを二十八年度におきまして、三百億か五百億というものをひとつ新しい構想としてお考えになつたらいかがであるか。
○佐藤国務大臣 第一の問題は、議論にわたりたくないのでありますが、私ども生産公債なり建設公債というものを一概に反対しておるわけではありません。しかしおそらく三百億ということはどうも簡単には言えない筋じやないかという金額の問題において、いろいろ償還能力という問題があるように実は考えております。と申しますのは、預金部資金の確保状況等を見ましても、なかなか困難な問題があるように考える。
○舘林委員 生産公債について非常に簡単に、なかなか不可能だというお話であります。これは選挙対策かもしれませんけれども、すでに池田さんが大蔵大臣の時分に、貯蓄公債というのか、石橋財政といろいろ問題のあつた意見を出されたのでありますが、とにかく三年数箇月大蔵大臣をやられた人が、貯蓄公債をやつても決してインフレにならないというようなことを言われた。これは御本人にとつて相当確信ある御意見だと思います。
第一に、政府余裕金の活用を断行して、中小企業、農林漁業の振興、住宅等の建設に充当し、第二に、生産公債を発行して、電力、造船等のコンマーシャル・ベースに乗つた産業はこの際公債資金をもつて充当し、これにより大幅なる実質的減税を断行し、国民負担の軽減をはかるとともに、歳出面において社会保障的経費の飛躍的拡充をはかり、国民生活の充実を期するのが、今日とるべき、ただ一つの方途であると考えるのであります。
やはり相当の建設公債とか生産公債とか、国債を相当にやつて、国土開発をやる、そして日本の乏しい資源をできるだけ自給態勢に持つて行く、いろいろなことがたくさんあると思います。安本長官としてはひとつ全般を見渡された総合計画が必要だと思うので、その点も特別の御配慮を願いたい。
いわゆる生産公債、生産費に充てる公債でありますから、どうぞ財政の収支均衡政策のわくの外で、必要なときはどんどん債券を発行されて、潤沢に資金を得るようにしていただきたいと思う次第であります。また先ほど申しました公社の能率的運営は人の問題でありますから、首脳部の人選につきましては慎重に御考慮の上に、民間におきまする練達の士を御登用なさいまして、活発な運営をお願いいたしたいと思う次第であります。
かかる生産公債を、まつたく一般の消費的な公債と同様に取扱われておつたという点におきまして、電信電話に関する公債の発行というものが、非常に困難であつたという事実をお答え申し上げたいと思います。
○石川委員 今の生産公債というのは、電信電話公債であると思いますが、それは私は考え方の問題だと思います。一つの電信電話の建設資金という特別の公債を発行するなら、国営でも公社でも同じだと思う。
○西村(榮)委員 日本の経済がぜいたくの起きるほどの状態ではないから、これはひとつあなたがお考えになりまして、生産資金のまかない方というものは、私はかりに建設公債、生産公債というものを申し上げたが、このまかない方については愼重に御考慮を願いたいということを希望して、この項目の質問を打切ります。
ところが日本の公債というものが非常に少いということを考えてみまするならば、ここに新しい日本産業の再建に要する長期設備資金といたしまして、二千億ないし三千億円の生産公債と申しまするか、建設公債と申しまするか、そういうふうなものの発行の余力が、まだ日本の国際信用の上にあるのではないか。
○政府委員(愛知揆一君) 只今のお尋ねは私共も非常に困難な問題と考えておるのでございまして、数日來非常に事務的にも悩みましたのでございますが、ただその結論は先程もちよつと申上げましたように、復金債と興業銀行債券とは、まあ見方によれば、等しく金融債券といえるかも知れませんが、現状において復金債はいわば一種の生産公債或いは建設公債とでもいうべきものにむしろ属するものではなかろうか、それ故に財政資金で以て
もちろん普通一般の歳入によつて調弁しなくてもこれは非常に生産性を持つた事業であり、収益がこれに随伴するから、公債を発行していいとは思うのでありますが、しかし幾ら生産公債と言いましてもこれは無限に発行することはできない。やはりその面から申しますと、これは民営事業に移して行つた方がいいではないか、これが第一点。
赤字公債というものは、やはり建設公債とか、生産公債、我々は生産公債という言葉を提唱いたしましたが、この頃は建設公債というような言葉が用いられておりまするが、要するに生産設備を造る。例えば災害復旧費とか、或いは道路を造るとか、或いは電力を開発するとかというような、将來の生産設備なり、将來長年使える商賣道具を造るというような場合は、その年の税金で必らずしも賄う必要はないと思つております。