1987-09-02 第109回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
具体的には、今後十年程度を展望いたしまして、まず第一に生理的老化機構、第二に看護・リハビリテーション、第三に介護機器などに関します研究を重要な研究目標と取り上げているところでございます。 こうした研究開発の推進方策でございますが、特に基礎的研究を推進するため体制の整備、これは非常に重要でございますが、これを指摘しております。
具体的には、今後十年程度を展望いたしまして、まず第一に生理的老化機構、第二に看護・リハビリテーション、第三に介護機器などに関します研究を重要な研究目標と取り上げているところでございます。 こうした研究開発の推進方策でございますが、特に基礎的研究を推進するため体制の整備、これは非常に重要でございますが、これを指摘しております。
これが生理的老化の結果なのでございます。 〔平沼委員長代理退席、委員長着席〕 もう一つ生理的老化の例として胸腺の萎縮というものが挙げられるかと思います。 胸腺というのは胸骨のすぐ後ろ側にある小さな器官でございますが、免疫という大事な現象をつかさどっている極めて重要な役割を担っているものでございます。皆様はヌードマウスという言葉をお聞きになったことがあるかと存じます。
私の申し上げます老化制御は、寿命を延ばすのではございませんで、要するに、寿命のある間健康で働いて、寿命が来たらこの世から去っていくというような形に制御するのが本当の意味の老化制御でございまして、そのために生理的老化をどうして防止すればよろしいか、あるいは病的老化の遺伝的な背景をどうして研究すればよろしいかということを申し上げたつもりでございますので、私自身の頭の中にも余り平均寿命を延ばすつもりはございませんし
今後、医学的老化研究は、生理的老化と病的老化の二つの側面から推進する必要があるとされております。しかし、我が国における老化研究はかなりおくれておりまして、現在、全国レベルで研究の総合的役割を果たす機関はありません。老化研究機関としても、東京都老人総合研究所、日本医科大学老人病研究所、その他東大、京大などの老人教室、国立精神衛生研究所、国立理化学研究所などが挙げられる程度であります。
その内容につきましては、まだ検討中でございますが、生理的老化機構に関する研究、また老年病の成因、予防、診断、治療等の研究、さらに看護、リハビリテーション等の研究、健康の維持増進に関する研究、さらに高齢者の生活、活動を支えるような研究というふうなものが柱になっておりまして、それぞれについての研究目標を定め、かつ、その目標を達成するための研究開発の推進方策と申しますか、そういうことについても触れていくということでございます
ところで、昭和五十二年十月二十六日に出されました老人保健医療問題懇談会の意見書によりますと、老人の心身上の特性について、「老人の疾病は、高血圧性疾患、脳血管疾患、心疾患など長期慢性化しやすいものが多く、また、幾つもの疾病が同時に存在し、更に、生理的老化と疾病が共存するため複雑な症状が現われやすい。」こう書いてあります。
また、老人の疾病は、高血圧性疾患、脳血管疾患、心疾患など長期慢性化しやすいものが多く、また、幾つもの疾病が同時に存在し、更に、生理的老化と疾病が共存するため複雑な症状が現われやすい。」、これ、実にお年寄りが好むと好まざるとにかかわらず、高年齢化のために非常に病気がふえてきているという、これは個人の責任ではないということ、そして病人が非常に多いというということを示しております。