2014-02-26 第186回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
環境省としましては、農薬の使用に伴う環境影響をなるべく抑えていくことが重要だ、こういうような観点から、一つは、今の試験というのは個体レベルでやっているわけでございますが、もう少し生物群集を捉えた場合にどんな影響があるかということを解明できないかということで、今実験的な取り組みを進めているところがございます。
環境省としましては、農薬の使用に伴う環境影響をなるべく抑えていくことが重要だ、こういうような観点から、一つは、今の試験というのは個体レベルでやっているわけでございますが、もう少し生物群集を捉えた場合にどんな影響があるかということを解明できないかということで、今実験的な取り組みを進めているところがございます。
さらに、先ほど先生もおっしゃいましたが、農薬による生物多様性への影響をより低減させるために、個体レベルの試験だけでなく、生物群集に着目することによって、農薬による影響を的確に把握する試験法の研究を現在実施しているところでありまして、こういったことを通じまして、農薬による生態系への影響をより低減することができるように取り組んでまいりたいと思います。
何が重要かというと、やはり生物活動と物質循環のかなめであると、かつ人間活動の影響を受けやすい場であるとみなされているわけでありますけれども、湖全体の生物群集の変化や物質循環の把握のためにはこのエコトーンについてやはりモニタリングをしていく必要があるんではないかと。
しかし、生態系プロセスや生物間相互作用を基にした生物群集の維持機構に注目した管理の重要性は必ずしも十分に認識されていないということを書いていらっしゃるわけであります。
そのほか、インド洋でも、熱水噴出孔の生物群集の調査といった深海底の未知の微生物を幾つか発見をしてございます。 それから、地球環境に大きな影響を及ぼすおそれのございますエルニーニョ現象でございますが、これにつきましても、特殊なトライトンブイというものを用いましてその兆候段階の観測に世界で初めて成功したと。
これらの公表をいたしますときに、環境省のホームページに、名前、位置、それから生物群集や湿地のタイプ等を掲載いたしましたけれども、その中には、日本の地図上におおむねの位置ということで地図に落としたものも含まれているところでございます。 以上です。
そしてまた、三十年間、この諫早湾の干拓にかかわって、日本湿地ネットワークの代表でありました山下弘文さん、亡くなられる十日前に書かれた文章で、菊池博士の指摘を紹介したいと思いますが、干潟の保全の理由としては、まず第一に環境浄化作用がある、そして第二に水産物の子供ですね、それの生育、それから生産、漁の場としての価値、それから生物群集希少種などの存在価値、水禽類、特に渡り鳥の中継地、越冬地としての重要性を
そこには生態系、生物群集、個体群、種、遺伝子等様々なレベルがあり、それぞれの段階での多様性こそが自然の根源であり、野生生物を保護するには、この各レベルでの多様性を保護する必要があるとともに、そのような多様性の基盤である生物の生存する環境の保持に注意を払わねばならない。
このコロニーとは、要するに生物群集が生きている状態にあることを示します。平成二年度までの調査と報告では、これは明瞭なコロニーであるとはみなされていませんでした。これはその後の重要な成果の一つだと思います。
ここでも、今申し上げましたような多様な構成要素から成り立っている生物の世界には生態系あるいは生物群集、個体群、種、遺伝子等さまざまなレベルがある。それぞれの段階での多様性こそが自然の根源であり、この保護が非常に大事である。その環境の保持に注意を払わなければならないと述べられておるところでございます。
この学術調査の結果から、天然記念の名称も、水生植物群落からさらに広く動物相も含めた深泥池生物群集に広がった。日本の天然記念物の中で生物群集全体が保護の対象となっているのはこの池だけなんです。だから、これは特別に関心を持って見てもらわなければいかぬと思うのです。 その報告書の中に出てくるのですが、実はこの深泥池の北西部に京都市の市道拡幅事業計画が出されている。
短い調査期間であった関係で確認できなかったのか、不幸にして調査区域にはもうすんでおらなかったのか、いずれにいたしましても、陸海の豊富な生物群集がワンセットで保存されている点では国内でも唯一の地域である知床にとっては極めて重大な問題であるはずなのにかかわりませず、すんでいないということでこの事実がなぜ伐採のゴーサインになるのか、全く私は不可解でなりません。
薬剤の生物群集に及ぼす影響関係なんですが、いろいろと茨城、岡山両県を調査した内容があります。結論として、農薬は害虫を駆除して人間の生活を守る有益な働きがある一方で、一時的にせよ害虫以外にとって何ら影響がないとは言えないので慎重に取り扱う必要があるとの指摘が行われることとなるんでないかという推測での環境庁からのお考えをいただいているんです。
これも、生物群集というのを量の立場と種類の立場、両方から見て、どんなふうに変わってきたか、それからどんなふうに変わるか、変わるかというところまでいきませんで、こういうふうに変わる可能性もあるということを考えてみたわけでございます。
ですから、そういう意味において、一九六八年に日本生態学会関西支部が、芦生原生林の保存ということを勧告しておりますし、一九七〇年には国際生物学事業計画、陸上生物群集保護研究班が、芦生を保護地域の候補地として選定するという動きまであるわけです。そして一九七四年、京都野生動物研究会と京都植生研究会が京都府の委託調査を行いまして、芦生の貴重な動植物の保護をまた同じく勧告をいたしております。