2016-05-25 第190回国会 参議院 行政監視委員会 第2号
起源と分散経路含めまして、生物地理学的、系統学的にも極めて重要な種だという指摘があったかと思います。 そこで、今年四月に有識者による淡水魚保全のための検討会、これが二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言をまとめておられます。
起源と分散経路含めまして、生物地理学的、系統学的にも極めて重要な種だという指摘があったかと思います。 そこで、今年四月に有識者による淡水魚保全のための検討会、これが二次的自然を主な生息環境とする淡水魚保全のための提言をまとめておられます。
このように複雑多岐な生物地理学的、地史的背景を持つ南西諸島は、日本だけでなく世界でも有数の生物多様性に富んだ地域となっています。 中略いたしまして、 こうした中で、一九九六年、SACOの決定に日米が合意し、二〇〇六年、日本政府が沖縄県国頭郡の東村高江および隣接する国頭村安波に合計六つのヘリパッドを建設すると発表しました。
そのときに、発達しておりました大陸棚との関係で、中国大陸と独立を失い、政治的じゃないですよ、生物地理学的に独立を失い、このようにつながり、多数の新しい種が入ってきたんだけれども、この最後の氷河期が終わって現在までの一万数千年の間に急速に種分化を遂げたものもあるのではないかと言われています。センカクモグラなどはこの部類に属するのではないかと私は考えております。
これは、南北三千キロに及ぶ日本列島を生物地理学的な視点から十地域に区分したものであり、琉球諸島、小笠原諸島は独立した国土区分となっています。 琉球諸島は、百七十万年前、中国大陸と分離してから、島ごとに生物が独自の進化を遂げ、アマミノクロウサギ、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、イリオモテヤマネコなど、それぞれの島に固有の生物をはぐくんできました。
この要望書の中では、当該予定地、この地域の生物は、日本及び沖縄の生物の由来を研究する上で欠くことのできない、人類共通の遺産だ、このように指摘をいたしまして、さらに、この地域は東洋のガラパゴスとも呼ばれている、そして、特異な地史を持つ島嶼性のために、これまで生物地理学及び進化学に関する多くの研究成果をもたらしてきた、こういう要望書でありました。
動物も、天然記念物のニホンカモシカを初め、ヤマネ、クロホオヒゲコウモリだと生物地理学上、分類学上貴重なものがたくさんおって、鳥類はこれまで三十三科百一種が確認されている。特別天然記念物のオオサンショウウオも生息している。戦前、植物学者の中井猛之進という人が、植物学を学ぶ者は一度は京大の芦生演習林を見るべしという論文まで書いているぐらい、芦生の演習林というのはそういう地域なんです。
その分野の事項というものは、「太平洋に関する学術調査、生物地理学および生態学等地域的特色のあるもの、ガン空気、汚濁、南極地域観測等」とこう書いてある。そうするというと、今度出されたテーマというのはこの中にいずれも関係が深い。そうすると私は学者に罪をかぶせてはいかぬと思う。