1949-08-02 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第30号
そうではなくて在日六十万の朝鮮人諸君が、自分たちの生活防衞と、祖國の再建という大きな目的のためにつくつた民主的な青年團体である。これがもしもあなたが言うようなものなら、どういう根拠に基いて、いかなる事実に基いてそれを言うか。
そうではなくて在日六十万の朝鮮人諸君が、自分たちの生活防衞と、祖國の再建という大きな目的のためにつくつた民主的な青年團体である。これがもしもあなたが言うようなものなら、どういう根拠に基いて、いかなる事実に基いてそれを言うか。
賃金の欠配が長いことあり、首切りが出ている、こういう條件があつて、労働者自身とすれば、自分の生活防衞と山を守るために立ち上つている。それを逆に警察が彈圧しているという事実があるから問題が起つている。從つてあなたのところに行つて労働運動を彈圧するなという根拠は、あなたが知つている知つていないにかかわらず、ここにこういうことがあつたのだということを言つている。
こういう報告さえも取上げて、しかもこういう一方的なやり方をやつて、私たちの発言時間をたつた五分間に制限してこの事件を取扱おうとしているそのことの中に、いかに民主自由党がこの考査委員会を一方的な私物と化して、日本の民主主義的な運動と日本の勤労大衆と業者諸君の生活防衞のための廣汎な鬪爭を一方的に取締ろうとしているかということははつきりしていると思う。
昨年十二月九日宇部市にいわゆる朝鮮人生活防衞鬪爭人民大会というものが開かれましたが、その会場に潜入した北鮮の國旗掲揚事件の責任者、これは下関市で北鮮の國旗を掲揚した。北鮮の國旗は連合軍の方から禁止をされているのでありますが、それにも拘わらず、下関市で北鮮の國旗を掲揚したその責任者の崔民煥というのがおります。これは朝連側の山口縣の本部の委員長であります。
公共企業は一般の企業よりも非常に重要性があり、それがただちに國民の福祉に影響するという点は、もちろん私どもも十分了承しておるのでありますが、それだけをもつて労働階級の基本的は権利である生活防衞、経済的地位の向上という項目をぼかすというのは——法の立法精神、特に労働者を保護するのが労働組合法というように考えて参りますならば、そういう点をぼかす必要はない。
殊に、最近労働大臣の言動について不可解なのは、認証式直後における記者会見において、私は閣内にあつてあくまで労働階級の利害の立場に立ち、労働者の生活防衞のために鬪うつもりだと、まことに威勢のよい第一声を放つていることであります。はたして加藤君は、ただいまその労働者諸君のために鬪つているのであるか、國務大臣として閣内でだれを相手に鬪うというのであるか、この点を明らかにせられたいのであります。
やみによつて一番被害を受けておるのは勞働階級、しかも五百五十萬という組織力をもつておるところの勞働組合が、自分等の生活防衞のために、やはりやみの撲滅運動を起さなけれでならぬという點については、どの勞働組合の代表者も一致した意見でございます。ただその方法としてどういう方法をとるかという——すなわら政府は一應はそういうことを提唱しました。
政府と別個にやみ問題についての一番の被害者である勞働組合が立つて、一つ君らの生活防衞のためにやるべきではないかということを提唱しておるわけであります。これについては目下勞働組合がそれぞれ具體對策を研究中である、こういうぐあいに考えております。