2006-10-27 第165回国会 衆議院 環境委員会 第2号
こうしたさまざまな異変の原因というものが、一体、どういった原因でこれらが発生しているのか、市街地、農地等からの面源負荷によるものなのか、あるいは、琵琶湖内のいろいろな蓄積、生化学反応、堆積、そうしたもののメカニズムによるものなのか、その実態がわかっていないというのが現状であります。
こうしたさまざまな異変の原因というものが、一体、どういった原因でこれらが発生しているのか、市街地、農地等からの面源負荷によるものなのか、あるいは、琵琶湖内のいろいろな蓄積、生化学反応、堆積、そうしたもののメカニズムによるものなのか、その実態がわかっていないというのが現状であります。
これは、最近よく言われますが、面源負荷によるものなのか、あるいは、琵琶湖内のいろいろな蓄積、堆積あるいは生化学反応等によりましてこうした汚濁負荷が起こっているのか。こうしたことについて、その汚濁負荷のメカニズムをしっかりと明らかにしていくことがこれからの重要な課題だと考えています。
ことしノーベル賞をもらった生化学反応のたんぱく質も多分この辺、分子量が十の五乗か六乗ぐらいだと思います。最近、アメリカの放射光で風邪のビールスの構造解析ができました。これは高エネルギー研の坂部教授が撮ったものですが、大体分子量が十七万ぐらい。ここに小さい点がぽつぽつにアーク状に並んでいますが、結晶を少し動かしてこういう写真を撮ります。
しかし、この場合、基礎的分野の研究、植物組織や細胞のバイオ技術とか分子生物学の一連の操作とか生体内での一連の生化学反応の解明という、長年月の基礎研究を有する分野というものを見逃し得ないわけでございます。
そしてまた、その性質が発揮される過程について、生体内での一連の生化学反応の解明ということになりますと、基礎研究というのが大変すそ野が広くないと発展がなし得られないんだというふうに聞いているわけでございます。
いわゆるABSと申しますか、あるいはLASにいたしましても、中性洗剤あるいは合成洗剤は皮膚をおかしたり、あるいは体内に入りますとヘモグロビンに反応を起こしたりする、あるいは生化学反応を起こす、あるいは酵素を弱めるというような実験が現実に示されておる。また発ガンを促進する四NQOにABSというものが加わると、非常に発ガン性を強化するという実験もネズミを使って行われておる。