1989-11-17 第116回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
○政府委員(岩崎充利君) 生乳取引関係につきましては、指定団体と乳業メーカーとの間での自由な交渉で決まるということでございまして、通常の場合に三月末に決めますものですから、その二カ月前から実質的に交渉に入るという状況でございますが、現実には加工原料乳の乳価が決まる三月に決まりますが、四月以降実質的にじっくりと両当事者間で話をするというようなことの中で決まってくるということで、現在までの平成元年度の状況
○政府委員(岩崎充利君) 生乳取引関係につきましては、指定団体と乳業メーカーとの間での自由な交渉で決まるということでございまして、通常の場合に三月末に決めますものですから、その二カ月前から実質的に交渉に入るという状況でございますが、現実には加工原料乳の乳価が決まる三月に決まりますが、四月以降実質的にじっくりと両当事者間で話をするというようなことの中で決まってくるということで、現在までの平成元年度の状況
第三に、わが国酪農における最大の病根は、生乳の生産者と乳業資本とのはなはだしい力の不均衡に起因する不明朗な生乳取引関係と、不当な低乳価による農民収奪であるが、本法案は、かかる問題の本質に触れることを避け、現状肯定の上に施策を講じようとしている。
現在の酪農振興法のたてまえの中で、欠陥のあります部分的な生乳取引関係の規定の整備と、それから生乳の学童給食に対します計画化の政府としての政策宣言規定の程度を立法化いたしたいというのが、現在の準備を進めております骨子でございます。私は、毎年冬季間における生乳の取引について価格上の紛争が起こることは、決して好ましいこととは考えないのであります。
わが国酪農の現況において、時期的に牛乳の需給に不均衡を来たした場合、乳価の過度の低落、受乳の拒否あるいは乳代の遅払い等を引き起すおそれがありますので、これらの事態を防ぐ趣旨によって、乳業者と生乳生産者との間の生乳取引関係の改善に資するため、酪農振興基金なる法人を設けることとし、これが設立、資本金、政府の出資、組織、業務、財務、会計及び監督等について規定するのが、この法律案が提案された理由でありまして
過剰になったものに対するのでなくして、生乳取引関係の改善であるとか、それから生乳及び乳製品等の価格の安定、こういうようにばく然たる目的になっておって、必ずしも過剰になったものについてだけの、債務に対しての保証だけをするのだと、こういうふうには解釈できないのじゃないか、こういうふうに思いますが、この目的通りの解釈で、従来説明されました過剰になったものに対してだけの融資に対して保証するのだと、こういうことではなくして
○堀本宜実君 この生乳取引関係の改善に役立てるために、この基金の設立が行われて、乳業者または生産者に対して所要の資金、あるいはその融通を円滑にするということの趣旨なのでありますが、そこでそれの根本になりまする、この生乳生産者の共同販売の組織というものの整備、これが私は問題になると思う。この生産者の共同販売組織の整備というものを、一体どう考えているのかということなんです。
生乳生産者に対しましては、生乳の生産に必要な資金の融通を円滑にいたしますることによって、乳価の暴落なり、あるいはまた乳牛飼養の放棄なりの事態を回避いたしまして、生乳取引関係が安定いたしまして、その基盤の上に維持されるように企図いたしたのであります。このような趣旨あるいは経緯から立案されましたこの法案は、大よそ次のような構成及び内容を持っておるわけであります。
第一条中「生乳取引関係の改善に資するため」を「生乳取引関係の改善、生乳及び 乳製品等の価格の安定並びに乳製品等の需給の調整に資するため」に改める。 第二十九条第一号中ロをハとし、イを次のように改める。 イ、生乳の購入又は処理若しくは加工に要する資金(設備の新設又は改良に要する資 金を除く。)
そうなるとここに「酪農振興基金は、乳業者と生乳の生産者との間の生乳取引関係の改善に資するため、」ということはちょっとおかしいと思うのです。そこで私が特に伺いたい点は、第六条に基金の資本金は、五億円と第八条に規定する者が出資する金額との合計額とする。」こうなっておりまして、附則の第七条に「基金の成立の当初における資本金は、六億円を下るものであってはならない。」
以上の点を前提といたしまして、以下具体的に主要な点について若干卑見をつけ加えたいと存する次第でありますが、第一点といたしましては、これは基本的なことになりますが、やはり本制度の目的が乳業者と生産者との生乳取引関係の改善に資することに相なっておりますが、これとうらはらの措置として、酪農振興法一部改正をわれわれ生産側としてはきわめて必要のことであると思っておるのであります。
くようにいたしたい、こういうような施策をやります一方、他方酪農振興基金を設立いたしまして、乳業者に対しましては生乳の取引に要しまする資金あるいはまた大カン練乳の免税措置の撤廃に伴いますところの設備資金の融資保証というような点の融通を円滑にいたし、生乳生産者に対しましては、生乳の生産に必要な資金の融通を円滑にいたしますることによって、乳価の暴落なり、あるいはまた乳牛飼用の放棄なりの事態を回避いたしまして、生乳取引関係
このため酪農振興基金を設立して乳業者または生乳生産者に対して所要資金の融通の円滑化をはかり、もって生乳取引関係の改善に役立てようとするのが、この法案のねらいでございます。 以上がこの法案提案の経過及び趣旨でございますが、以下簡単にその内容を御説明申し上げます。 第一に、酪農振興基金は、政府及び民間の共同の出資により設立する法人であります。
この酪農振興基金を設立して乳業者又は生産者に対して所要資金の融通の円滑化をはかり、もって生乳取引関係の改善に役立てようとするのが、この法案のねらいでございます。 以上が、この法案提案の経過及び趣旨でございますが、以下、簡単にその内容を御説明申し上げます。 第一に、酪農振興基金は、政府及び民間の共同の出資により設立する法人であります。