1961-04-27 第38回国会 参議院 商工委員会 第21号
そのテーマは、人工水晶、球状黒鉛鋳鉄、石炭を原料とする炭素材、質量分析装置、石炭ガス化燃焼装置、ニッケル電鋳製品、多層薄膜という七つのテーマでございます。最後の七番目は、お手元の資料にはないかと思いますが、この委託先の規模を申し上げますと、人工水晶は東洋通信機株式会社、これが一億二千万円ほどの資本金のところでございます。
そのテーマは、人工水晶、球状黒鉛鋳鉄、石炭を原料とする炭素材、質量分析装置、石炭ガス化燃焼装置、ニッケル電鋳製品、多層薄膜という七つのテーマでございます。最後の七番目は、お手元の資料にはないかと思いますが、この委託先の規模を申し上げますと、人工水晶は東洋通信機株式会社、これが一億二千万円ほどの資本金のところでございます。
取り上げました内容としまして、三十三年から三十五年にわたります新技術開発事業は、六ページから八ページにわたって書いてございますが、三十三年度は、簡単に申しますと、球状黒鉛鋳鉄というものを東北大学の音谷博士が御発明になりましたものがございます。
球状黒鉛鋳鉄というのを東北特殊鋼に委託してありますが、これは大メーカーが今後も開発するテーマになろうかと思います。そういうものはございますが、あとの人工水晶は東洋通信機に委託してあります。これもきわめて小さな規模のものでございまして、ほかで、こういうものをやろうというところは大メーカーにはございません。
それから球状黒鉛鋳鉄、その二件を取り上げております。第二年目の昭和三十四年でございますが、石炭を原料とする炭素材の開発、それから質量分析装置の開発を第二年目にいたしております。第三年目の三十五年は石炭ガス化燃焼装置、ニッケル電鋳製品、それから多層薄膜といっておりますが、この三件を取り上げております。 いま少し詳しく御説明いたしますと、人工水晶につきましては、山梨大学の国富博士が発明されました。
その結果、非常に数多くのテーマが出て参りましたものを、開発委員会に開発テーマの候補としてかけまして、そのうち、わが国の現状から見て最も重要であろう、また、研究としても一応試験研究の段階は終わっておる、ただ、事業規模において実施した経験がないというようなテーマを開発委員会で選択いたしまして、その結果として上がってきましたのが人工水晶、球状黒鉛鋳鉄という二候補が第一年度に上がってきた、こういうことでございます