1998-12-02 第144回国会 参議院 本会議 第3号
特に、現行省庁を単に渡り廊下でつないだだけの一府十二省への再編によるメリットはどこにあるのでしょうか。総理の橋本行革案に対する評価と、行革の哲学をあわせてお聞かせいただきたい。 さらに、具体的な課題でありますが、国土交通省について伺います。 橋本前首相は、みずから進めた省庁再編の結果生まれる国土交通省が余りに巨大になることを懸念し、その矛盾解消を地方分権推進委員会に押しつけました。
特に、現行省庁を単に渡り廊下でつないだだけの一府十二省への再編によるメリットはどこにあるのでしょうか。総理の橋本行革案に対する評価と、行革の哲学をあわせてお聞かせいただきたい。 さらに、具体的な課題でありますが、国土交通省について伺います。 橋本前首相は、みずから進めた省庁再編の結果生まれる国土交通省が余りに巨大になることを懸念し、その矛盾解消を地方分権推進委員会に押しつけました。
今回の改革は、単に現行省庁をそのままの姿でくくり直すのではございません。国の権限と仕事の減量や行政組織の簡素合理化といいましょうか、整理合理化といいましょうか、こうしたものを進めた上で省庁を再編し、簡素で効率的な政府を実現しようとしております。この改革には痛みと困難を伴いますけれども、また反対もさまざまございますけれども、改革の実現に向けて全力を尽くし、やり抜きたいと決意をしております。
最終報告におきまして、特に特徴点を、さまざまございますけれども、二つ三つとらえて申し上げますと、その一つは、将来の戦略を見据えた新たな省庁編成の実現と現行省庁の果敢なる半減である、これが一つであると思う次第です。もう一つは、やはり政治のリーダーシップが大事でありますよと、これはもう御案内のとおり世論が沸騰いたしております。
なおまた、今回の再編は、先ほども申し上げましたけれども、単なる現行省庁の組み合わせでは決してないのでありまして、今申し上げましたように、横割り思考をも十分に取り入れた新たな体制を提案できる、期待できる。
将来を見据えた新たな省庁編成の実現と、そして現行省庁の半減、政治のリーダーシップを発揮する。総理ばかりでなく、私ども、そして皆さんもリーダーシップを確立していけるような情勢になったのではないか。同時に、これが実現すれば内閣機能も強化されていくのではないか。 私は大きく評価をいたしておりまして、この実現に向けて今第一歩、これからが大変だと思います。
なおまた、将来の戦略を見据えた新たな省庁再編の実現と、現行省庁の半減というようなことなどを中心にいたしました。言葉をかえて申し上げますと、一府十二省庁のこの大原則などを守り抜く、そしてこれを軸にいたしまして、できるだけ合理的な、そしてまた簡素で国民本位の一つの柱を組み立てていくというその基本などは貫かれたものである、私はさように思っておる次第でございます。