1982-05-13 第96回国会 参議院 地方行政委員会 第13号
この場合、最低たとえば憲法、特に基本的人権に係る問題とか軽犯罪法に係る問題とか、あるいは現行犯逮捕権の問題などなどありますわね。同時にまた、いわゆる警察官のような権限を持っていない、そういうこととか、それから議論にもなっていました護身用用具の使用上の諸注意ですね。こういったものが最低必要になるというように思うんですが、大体基本的にはどういうものをお考えになっているんですか。
この場合、最低たとえば憲法、特に基本的人権に係る問題とか軽犯罪法に係る問題とか、あるいは現行犯逮捕権の問題などなどありますわね。同時にまた、いわゆる警察官のような権限を持っていない、そういうこととか、それから議論にもなっていました護身用用具の使用上の諸注意ですね。こういったものが最低必要になるというように思うんですが、大体基本的にはどういうものをお考えになっているんですか。
現行犯逮捕権があり、捜査権があり、そうして裁判権というものがあるわけです。だから私は、この点についても御検討をいただけるかどうか、その点をお尋ねすると同時に、当面まず八十七号については、琉球警察局も捜査できるような捜査権の拡大というこの一点、八十七号に問題はたくさんありまするけれども、この一点が私は一番ポイントだと思う。最大眼目だと思う。
申すまでもなく憲法は刑事訴訟法を通じまして、暴力をはじめ不法行為排除のためには国民ことごとくが主権者として現行犯逮捕権を与えておるぐらいである。いわんや国立大学を特に例にとりますれば、その中でも特に東大をとりますれば、毎度申し上げますように八千人に余る国家公務員、教職員がおります。
冒頭に人権侵害の問題としてあげられました、米軍人軍属の沖繩県民に対する公務外の犯罪の問題、その場合、沖繩の警察官は、米軍人軍属に対する特定の犯罪に限っての現行犯逮捕権は持つけれども、本土でこれだけ大きな声で叫ばれている交通事故等については逮捕権がない。同時に、逮捕しても捜査権がない。
ところで、先ほど寺嶋参考人から、逮捕権につきまして、現行犯逮捕権しかないと申しましたが、現行犯逮捕権がすべての犯罪にあるわけでなくて、一定の限界があるわけです。たとえばスピード違反あるいは酒気帯び運転といいますか、酔っ払い運転でございますが、こういうものは、実際に事故が起きてしまわなければ逮捕できない。