1989-10-12 第116回国会 衆議院 予算委員会 第2号
こうした観点から諸外国における間接税制度の例や理論的に考え得る諸制度を慎重に検討した結果、現行物品税等にかえて広く消費一般を原則的に課税対象とするというものが最も適切であるというのがポイントでございます。
こうした観点から諸外国における間接税制度の例や理論的に考え得る諸制度を慎重に検討した結果、現行物品税等にかえて広く消費一般を原則的に課税対象とするというものが最も適切であるというのがポイントでございます。
現行物品税についても種々問題があったということで、これを是正する点は評価ができるわけでありますけれども、是正の仕方が余りにも性急に過ぎないかと思うわけであります。 貴金属、宝石が食料品などと同じ三%というのは庶民感覚からして納得できるものじゃないんじゃないか。また、物品税の是正については、もっとなだらかに段階的にすべきだと思うわけであります。
現行物品税を見直し、洗い直して、課税率、課税額等の限度を考え、強化することが望ましいと思います。 次に、消費税の課税転嫁が困難であり、税の徴収義務者としての負担が増大するということでございます。
ところが、現行物品税体系の恣意性を見てもわかりますように、高級なものとそうでないもの、それからリッチな志向とプアな志向、こういうものを政府が決めてしまっていることになっております。
現行物品税等の個別間接税には課税品目や税負担にアンバランスが目立ち、最近における消費パターンの多様化やサービス化の進展の実態に即応し切れず、極めてひずんだ構造となっているところであります。
○竹下内閣総理大臣 もう一つの不公平という問題は、私は、現行物品税を中心とする間接税間における不公平、これもやはり是正すべきであるという基本的な考え方があることも、あえてこの際申し上げておくところでございます。
○野末陳平君 まさにこれからの議論の部分なんですけれども、今の免税点、非課税、それから当然現行物品税をどうするかということも関係してくるでしょうから。
大型間接税の導入には、現行物品税を中心とする間接税、目的税の中に大きな不公正、不均衡があること、また非常に多くの新しい納税者が予想されること、さらに一般庶民の負担の逆進性と物価高に対する危惧があります。税を取る側の公正、公平感だけでは国民の納得を得られるものではありません。税を納める側の立場の声に耳を傾ける必要があります。
したがいまして、このような現行物品税、その他の現行間接税の問題点を解消し、あわせて高齢化社会の到来にも対応し得るようなしっかりとした税制の基礎をつくるという意味で売上税が導入されていると私は解釈いたします。
物品税の課税対象範囲を拡大し、奢侈品、ぜいたく品にとどめないとするならば、現行物品税にかわって新たなる税金の登場とならざるを得ないのではありませんか。現行物品税の課税に当たっても、高価な物品でありながら課税されないものが多々あります。産業保護の観点からという理由に立っていますが、その裏に政治的色合いの強い、補助金支出にかえる措置となっているのも否定できないのであります。
現行物品税はすでにそういう意味では所得に対して逆進的になっていると思うんですが、この辺のところは改められる御用意はあるわけですか。
○和田静夫君 昭和五十二年の十月四日の一般消費税についての税調答申というのを書き抜いてここに持っているんですが、この論理というのは、現行物品税制度では、消費の多様化、高級化そして平等化が進んでいる今日、課税対象の選定について客観的な基準を得ることは困難になっている、だから一般消費税を云々と、端的に言えばそういうふうになっているわけです。
○高木(文)政府委員 現行物品税に限らず、個別消費税にはどうもそういうのがつきまとう傾向があるわけでございまして、諸外国で個別消費税がなくなってきました過程におきまして、たとえば一般取引税なり付加価値税なりが発生しました過程におきまして、あたかも税収目的でそういう制度ができてきたような点がわが国の場合には非常に強調されておりますけれども、私どもの勉強も足りなかった面もございますが、その後いろいろ調べてみますと
現行物品税も、たいへんお恥ずかしいわけでございますが、いろいろな意味でアンバランスが生じております。この物品には課税になりながら、この物品には課税にならないのはなぜかということについて、いろいろ各方面から指摘を受けますと、率直に申し上げて、十分に説明できない部面もありますし、現に、課税のアンバランスも出てまいります。
しかし、私がこれから取り上げようといたしますのは、まさしく現行物品税の中で第一種の物品税を課せられておる対象者、特に時計商、若干の貴石、貴金属、金属製品の取り扱いをしておりますけれども、私の感じからするならばそれほど大きな法人ではない。そしてまたその所得階級を考えてみたならば、大きな資本家に属する階層でもない。この問題であります。
物品税改正に関する件 去る第三十八回国会において、既住の税務執行の状況にかんがみ、現行物品税中課税上著しく不合理と認められるもののうち、政令段階のものに限り最小限度これを是正することとして大蔵当局より九項目にわたり改正点を本委員会に提示され、与野党一致これを諒承いたしたるところ、今日にいたるも未だこれが実施を見ていないことは極めて遺憾に堪えない。
現在、気筒容積が四千立方センチメートルをこえる高級乗用自動車につきましては、五〇%の税率により課税しているのでありますが、最近において、気筒容積が三千立方センチメートルをこえる自動車は、次第に高級化し、現に五〇%の課税を受けております自動車と比較してみましても、車体の大きさもほとんど同じで、その豪華性において甲乙がつけがたいばかりでなく、その価格も現行物品税の税差を別にすれば同程度となっておりますので
現在、気筒容積が四千立方センチメートルをこえる高級乗用自動車につきましては、五〇%の税率により課税しているのでありますが、最近において、気筒容積が三千立方センチメートルをこえる自動車は次第に高級化し、現に五〇%の課税を受けております自動車と比較してみましても、車体の大きさもほとんど同じで、その豪華性において甲乙がつけがたいばかりでなく、その価格も現行物品税の税差を別にすれば同程度となっておりますので
————————————— 本日の会議に付した案件 郵政事業に関する件 電気通信に関する件 電波監理及び放送に関する件 テレビジョン受像機に対する現行物品税の低税 率期限の延長に関し大蔵委員会に申入れの件 —————————————
という意見であり、また時計類に對しましては、同じく紹介議員赤松勇君でありまするが、これに對する意見は、「時計が文化的生活には必要品であることは認められるが、現行物品税の課税がただちに企業の再建を阻害しているとも思われない。よつて税率の下引げは、ただちに税收に影響を及ぼし、減收を來す慮れもあり、かつ他の課税物品と別個に本品のみの税率引下げは、課税の權衡を失する處れもあつて困難である。