1949-05-22 第5回国会 衆議院 農林委員会 第29号
○長谷川(清)政府委員 今後の物價の見通し等に関してのお尋ねでございまするが、御承知のように経済九原則のねらつておりますところは、なるべくすみやかに日本経済を安定せしめて、しかる後に経済の自立をはかるということが主眼点になつておるのでありまして、物價の面から見ましても、從いましてなるべく現行物價水準を動かさない範囲内において、できればやつて行きたい。こういう線が今後大きく現われて來るのではないか。
○長谷川(清)政府委員 今後の物價の見通し等に関してのお尋ねでございまするが、御承知のように経済九原則のねらつておりますところは、なるべくすみやかに日本経済を安定せしめて、しかる後に経済の自立をはかるということが主眼点になつておるのでありまして、物價の面から見ましても、從いましてなるべく現行物價水準を動かさない範囲内において、できればやつて行きたい。こういう線が今後大きく現われて來るのではないか。
まず國有鉄道収支均衡のため運賃値上げをはかるに際して、著しく輸送原價を償わない貨物運賃をすえ置いた理由いかんとの質疑に対しては、政府から、経済九原則に基き現行物價水準の維持が強く要請されているので、この際は直接物價に影響を及ぼすおそれある貨物運賃の値上げを見合せたとの答弁がありました。
尤も現下の不安定なる國民生活、労働條件等に鑑み、現行物價水準を急激に変更することは適当でないと考えられ、一挙に大幅に削減をいたし得なかつたのでありますが、極めて近き將來に予想せられる單一爲替レートの設定と相俟つて、政府は成るべく速かにこれらの補助金を撤廃し、以て我が國内経済が自力により國際経済に参加する日の早からんことを期待するものであります。
もつとも、現下の不安定なる國民生活、労働條件等にかんがみ、現行物價水準を急激に変更することは適当でないと考えられ、一挙に大幅に削減することをなし得なかつたのでありますが、きわめて近き將來に予想せられる單一為替レートの設定と相まつて、政府はなるべくすみやかにこれらの補助金を撤廃し、もつてわが國内経済が自力によつて國際経済に参加する日の早からんことを期待するものであります。
從つて本案はその歳出においては現行物價水準二千九百二十円の新給與水準による外、原則として新規計画を計上せず、又その歳入においても租税、運賃等は原則として現行制度により過去の実績を参酌して編成せられたものであります。 先ず昭和二十三年度一般会計暫定予算について申上げます。
殊に明年度の予算編成上困難な問題は、歳出の厖代化に対して財源、となる歳入がとうていこれに伴わぬので、この不均衡をいかに処理するかということが重大であると思うのでありまするが、今大藏省に集まつておるところの要求額は、現行物價水準においてでさえ五千五百億円といわれ、これをかりに傳えられるがごとく五割くらいの値上げをいたしたといたしましたならば、その金額は七千五百億円というような厖大な金額になるのでありまするが
この結果損益勘定におきましては、この國会に提出しました追加及び修正予算の収支によつて三十八億三千二百万円の歳入不足となり、当初予算における歳入欠陷八十三億五千九百万円をこれに加えますと、百十一億九千百万円となりまして、これを全額日本銀行から借入金によることにいたしますと、金融情勢を著しく悪化させる慮れがありますし、又特別会計の独立採算の趣旨にも反しますが、他方現行物價水準下においては運賃改正により赤字
この結果損益勘定におきましては、この國會に提出しました追加及び修正豫算の收支によつて、二十八億三千二百萬圓の歳入不足となり、當初豫算における歳入缺陷八十三億五千九百萬圓をこれに加えますと、百十一億九千百萬圓となりまして、これを全額日本銀行からの借入金によることにいたしますと、金融情勢を著しく惡化させるおそれがありますし、また特別會計の獨立採算の趣旨にも反しますが、他方現行物價水準下においては、運賃改正