1974-12-19 第74回国会 衆議院 予算委員会 第2号
これは今日とっておる選択肢ですね、つまり現行安保体制の維持ということでありましょう。ただ、この場合も、核の製造能力、運搬能力は潜在保有をしておって、それを背景にして国際的な発言力を強化することが前提である、こういう考え方。第三番目の選択肢としては、スイスのような軍備を保有した中立構想。この三つをあげておる。二番目に言った選択をいま日本はとっておる。
これは今日とっておる選択肢ですね、つまり現行安保体制の維持ということでありましょう。ただ、この場合も、核の製造能力、運搬能力は潜在保有をしておって、それを背景にして国際的な発言力を強化することが前提である、こういう考え方。第三番目の選択肢としては、スイスのような軍備を保有した中立構想。この三つをあげておる。二番目に言った選択をいま日本はとっておる。
現行安保体制においては、アメリカのこれらの兵器の持ち込みを拒絶する道はほとんど全くありません。安保条約第六条の事前協議事項の対象にすべしという意見もありますが、自民党政府の事前協議事項に対する拒否権に対するあいまいな態度を考えますときに、まことに心もとないといわなければなりません。したがって、われわれはこの際政府に提案をいたしたい。
また、事前協議については、政府としては、あくまでも現行安保体制を維持し、そのワク内でこの問題の解決をはかりたい考えであります。 事前協議条項の弾力的運用ということがいわれておりますが、政府といたしましては、外務大臣からしばしばお答えしておりますように、弾力的運用ということではございません。
けれども、可能な限界において、わけて宮澤君が指摘されるがごとくに、軍事情勢というものは大きく変わっておるのである、情勢は刻々に推移してとどまるところがないのである、こういう立場から、現行安保体制についても国論統一の道を求めて、同時に最もその熱意をわが国の安全確保の点に焦点を置いて、アメリカとの間に私は相互対等の立場でこの問題を論ずべきではないか、このことを強く要望いたしておるのでありまするから、どうかいま
池田首相は施政方針演説において、現行安保体制の堅持を述べ、アイク訪日阻止以来のアメリカとの関係は、小坂外相の派遣と皇太子御夫妻の訪米にはってすでに円満に解決したかの楽観的な見方をして、安保改定の古傷にはなるべく触れまいという態度のようでございますが、パリ頂上会談の決裂を背景として行なわれた岸内閣の強引な新安保強行成立こそ、まさに私が述べましたこの冷戦激化外交の典型的な悪例であるのみならず、その安保強行通過
(拍手)私は、わが国の安全と繁栄を現実に即して保障すると同時に、世界の平和の維持に貢献するため、現行安保体制を堅持しつつ、変転する国際情勢に対して参る所存であります。 文教の刷新充実と科学技術の振興は、民主政治の確立、新しい時代の繁栄、国民福祉の向上充実に不可欠の前提であります。
私はわが国の安全と繁栄を現実に即して保障すると同時に、世界の平和の維持に貢献するため、現行安保体制を堅持しつつ、変転する国際情勢に対処して参る所存であります。 文教の刷新充実と科学技術の振興は、民主政治の確立、新しい時代の繁栄、国民福祉の向上充実に不可欠の前提であります。
過去八年間、日本が東洋の一角において、また自衛力はきわめて貧弱なるものであったにもかかわらず、平和のうちに国民がこれだけの経済発展をたしてきたということは、要するに、私は、現行安保体制があったためによそから侵略をされず、戦争に巻き込まあることがなかった結果であると言わなければならぬと思います。新しい安保条約も、現在の安保条約も、根本においては変わっておりません。