1986-11-26 第107回国会 参議院 本会議 第10号
さらに、施設療養費を定額制にすることは、いわば医療の請負制であり、現行医療制度に反するのではないか。この種の施設については高齢者が食い物にされるおそれはないのか、こういった問題等まだまだ審議を要する点が多々あります。これらの点について大臣の所見をお伺いいたします。
さらに、施設療養費を定額制にすることは、いわば医療の請負制であり、現行医療制度に反するのではないか。この種の施設については高齢者が食い物にされるおそれはないのか、こういった問題等まだまだ審議を要する点が多々あります。これらの点について大臣の所見をお伺いいたします。
老人福祉法の精神を根底から踏みにじるような行為はやめ、現行医療制度体系を総合的に抜本的に改革し、いつでも、どこでも、だれでもよい医療が受けられるよう道を開き、健やかな老後を本人負担なしの保険制度を確立してもらいたい。有料化導入には絶対に反対であります。 以上をもって終わります。(拍手)
今回の事件のようなことがどうして起こったか、現行医療制度を含む諸制度にも問題があると、みずから深く反省をいたしております。
○小宮分科員 厚生省は医療保険制度の抜本的改正案を今国会に提出する準備を進めておるということが報道されておりますけれども、この抜本改正に当たって、古くて新しい問題ではありますけれども、入院時の保険外負担の軽減、薬剤の乱用防止、診療報酬体系のあり方、現物給付、出来高払い制度、これらの現行医療制度全体にわたってこの改正案の中ではメスを入れるのかどうか、その点ひとつお考えを聞きたい。
本年の三月、その報告書が発表されましたが、その中で、現行医療制度による医療荒廃の原因は何かという設問に対して、四六・九%、大阪では四九・一%、日本医師会の姿勢をいわゆる医療荒廃の原因に挙げています。その一方で、医療に対して期待するものとの設問に対して、開業医の増設ということについては、わずか〇・九%です。これが示す地域において、果たして医師と患者との間に信頼関係が存在するとおっしゃるのでしょうか。
すなわち、先ほど私が申し上げました現行医療制度、行政の欠陥、弱点と医師の心理的なものをねらい撃ちした巧妙な手口であるということのようでございます。 私は具体的な証拠資料をもって問題点を明らかにしていきたいと思うわけでございますが、概要を先に御説明しておきますと、これは一営業マン、いわゆるプロパーと言われておりますけれども、一営業マンの行為ではないということです。
しかし、幾ら政府、官僚が知恵をしぼり、財政バランスに苦心をし、家族給付引き上げや、高額医療費支給という若干の見返りをもとに、被保険者から過重な負担をひねり出そうとしても、現行医療制度の本質にメスを入れない限り、国民の過重な負担は、あたかも砂地に水を注ぐようなものであると言わざるを得ません。 そこで、齋藤大臣にお伺いをいたします。
その法制委員会で——業界紙によって伝えられた記事を見て、はっとしたのですが、これには「個別的紛争増加の現象は現行医療制度の欠陥の集中的表現にほかならない。」こういうふうにある。 そうすると、結局医療紛争が起きておるということ自身も、これも医療制度の欠陥の集中的な表現にほかならないのだ。こうだとすると、これはまことに重大なことなんです。
この国民的要求と、古い内容を持つ現行医療制度との間に多くの矛盾があるからこそ、衆参両院は、過ぐる昭和四十二年八月の健康保険の改正に際し、わが党は、同法案を単なる赤字解消のための暫定策に終わらせないため、二年間の猶予を付して医療制度の抜本改革案を提示し、もって国民の不安を取り除くよう政府に義務づけたのであります。
○大橋和孝君 それでは、もう一つお伺いしたいのは、沖繩在住の被爆者への適用でございますが、これにつきましても、中村順造議員からの質問に対しまして、厚生大臣のほうから、現行医療制度と同様の措置を講ずるように配慮をして本土並みにしていくんだというようなお答えを聞いたわけでありますけれども、沖繩の特殊な事情を考えてみますと、本土並みだといいましても、いま、沖繩におきましては、専門医が少なくてこちらから派遣
あなたがいまここに五、六点申されましたことは、現在の厚生省の態度として現行医療制度を改定するという立場に立って、すでに大蔵省と幾つか必要な予算折衝をなさっておるという事柄を申されておるというふうに理解してよろしゅうございますか。
たとえば現行医療制度の中で、医療費算定の問題があまり考慮に入れられていない。すなわち一点単価の問題に関しましても、医療費算定の体系においても当然是正が行われるべきであるにもかかわらず、いわゆる新医療費体系がうやむやのうちに葬られ、基本法の改正だけを先行せしめようとせられる、このような措置は決して正常なあり方ではないのであります。
ただ私どもがおそれることは、現行医療制度のままに行われておる点数をいじることだけで簡単にその目的を達し得られるかどうか、そういうような点に対してははなはだ疑問があると思うのであります。