1985-03-19 第102回国会 参議院 予算委員会 第10号
中野さんのおっしゃるのは、要するに補助金等をなるほど減額しておる、しかしそれはいわば高率補助の引き下げ、地方負担の増をもたらすことであるとかいうような現状糊塗策に終わっておって抜本的な対策とは言いがたいではないかと、こういう御趣旨だろうと思っております。
中野さんのおっしゃるのは、要するに補助金等をなるほど減額しておる、しかしそれはいわば高率補助の引き下げ、地方負担の増をもたらすことであるとかいうような現状糊塗策に終わっておって抜本的な対策とは言いがたいではないかと、こういう御趣旨だろうと思っております。
しかし、総理、いまや総理のいう経過的措置という現状糊塗策は見る影もなく破綻をしてしまいましたね、そうでしょう。もはやそのような小手先の政策では日中国交回復は一歩も前進しないことは多言を要しないところであります。総理、国民はいまや、あなたの日中国交回復への決断と行動を注視しておるのであります。
(拍手)しかるに、これに対する政府の態度は、安易な現状糊塗策にきゅうきゅうとし、いたずらに治安対策だけに片寄り、文部大臣の権限強化等、上からの権力によってこれを解決する態度に終始しておるのであります。今日、全国の紛争校は七十校を数え、二万人に及ぶ新入生が、入学以来一度も授業を受けられぬという異常事態が続いておるのであります。