2004-11-02 第161回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
また、加えて、香田さんの救命に全力を尽くされた現地外交官並びに政府関係者の皆様に心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 結果は大変残念でございました。ただ、私は、今回犯人の要求に応じまして自衛隊を撤退するという選択肢はあり得なかったというふうに思っております。
また、加えて、香田さんの救命に全力を尽くされた現地外交官並びに政府関係者の皆様に心から感謝を申し上げたいというふうに思います。 結果は大変残念でございました。ただ、私は、今回犯人の要求に応じまして自衛隊を撤退するという選択肢はあり得なかったというふうに思っております。
そうすると、現地外交官として駆け回るなんということは、あらかじめ予想されないから費用は要らぬのだという議論は、私は間違っておると思う。そうした項目については今後考え直しをされるべきではないかと思っておる。 それは、外務省はここに来て、今期予算を通すときに、今さら外国に比べて足らないとか少ないとか言えない状況にあることはわかっておる。したがって言う必要はない。
また、それをやらなければほんとうの外交活動はできないと思うんですが、そういう点で、実際中堅クラスの現地外交官の財政状態、経済状態は必ずしも楽ではないというふうに、私は別にどこの大使館で、どういう方からどういうことを聞いたということはありませんけれども、私の受けた感じ、私の観測ではそういうふうに思うんでありますが、事実それがないと、私はほんとうの外交活動が十分できないと思うんです。
しかし、今度のアジ銀東京誘致に失敗したことは、現地外交官の責任だけを追及するのではなく、何か日本のアジア外交の面で反省しなければならない点があるのではないでしょうか。それは、日本の間違った大国主義に対する後進諸国の反発のあらわれではなかったでしょうか。これはまた、アジアの心をつかむアジア外交という点で従来少しく欠くるととろがあったことに対する頂門の一針ではなかったでしょうか。