1953-02-27 第15回国会 参議院 労働委員会 第10号
○堀眞琴君 去る二月五日、六日の両日に亘り行いました栃木県塩谷郡藤原村所在の珪肺療養所労災病院の視察の結果を御報告申上げます。
○堀眞琴君 去る二月五日、六日の両日に亘り行いました栃木県塩谷郡藤原村所在の珪肺療養所労災病院の視察の結果を御報告申上げます。
○浜口専門員 日程第一、岡山県内に労災病院設置に関する陳情の要旨は、最近社会保障制度の一環として、罹災労働者の早期治療のため総合労災病院が東京、九州、関西、東北地区に設立され、また、珪肺療養所が栃木、秋田に設置されている。
なお本年度予算をもつて、金属山以外の事業場であつて珪肺病発生のおそれのあるところでも、巡回検診を拡張して行うことについても具体的準備を進めており、さらに今年内には、秋田県下に珪肺療養所の竣工を見る予定になつて奉ります。また療養所のベッドにあきの生じないようにする対策や、珪肺病研究費の増額等についても目下考究中であります。
〔委員長退席、船越委員長代理着席〕 日程第三、労働省立労災病院及びけい肺療養所の設立に関する陳情、郡山市議会議長、東北七県市議会議長会長福内君介君提出の要旨は、多数の鉱山を有する東北七県内には坑内作業による珪肺病患者が増加し、これら災害者は、東京労働病院または北海道整形外科療養所あるいは栃木珪肺療養所に収容されているが、不利不便の上、施設狭隘のため、自県内の患者さえ完全に収容し得ない状況である。
○船越委員 本請願の要旨は、東北六縣における労働者の災害件数は近年激増の傾向にあり、ことに多数の鉱山を有する関係上、坑内作業による珪肺病患者が増加しているのであるが、これら災害者は遠く県外の東京労災病院、北海道整形外科療養所、または栃木県の珪肺療養所等に収容されるため、その不利不便ははなはだしく、災害労働者の早期救済はますます困難になつている。
先般労働大臣は珪肺療養所を視察されたそうでありますが、どういう御感想をお持ちでしたか。
次に請願第三首五十六号、秋田県に労災病院兼珪肺療養所設置の請願は、東北地方には、災害労働者、珪肺患者のための專門施設がなく、遠隔地の病院を利用せざるを得ない実情で、極めて不便であるから、秋田県に労災病院兼珪肺療養所を設置するよう要請するものであります。
○議長(佐藤尚武君) 日程第六十八、東北地方に労働省立労災病院及び珪肺療養所設置の請願を議題といたします。先ず委員長の報告を求めます。労働委員長中村正雄君。 〔中村正雄君登壇、拍手〕
○中村正雄君 只今議題となりました請願第千二百四十九号、東北地方に労働省立労災病院及び珪肺療養所設置の請願につきまして、労働委員会におきまする審議の経過並びに結果について御報告いたします。 本請願は、昭和二十五年度中の東北七県内に発生せる労働災害件数は九万余件で、その補償費は一億八千万円余りの多額に上つており、特に東北は多数の鉱山を有するので珪肺患者の発生も顕著なものがあります。
○参事(宮坂完孝君) 労働委員長赤松常子君から労働行政の実情に関する調査として労働省珪肺療養所を観察し、労働災害対策の実情を調査する調査派遣のお申出でございまして、議員赤松常子君、一松政二君が五月二十日、二十一日の二日間栃木県に派遣される要求でありまして、費用概算は六千八百円でございます。
労働委員長から、労働省珪肺療養所を視察して、労働災害対策の実情を調査し、労働行政の実情に関する調査に資するため、栃木県に赤松常子君、一松政二君を本月二十日より二日間の日程を以て派遣いたしたいとの要求がございました。これら二名の議員を派遣することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕