2017-05-11 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第17号
○国務大臣(岸田文雄君) 中国王毅部長とは二月、それから四月にも日中外相会談を行いました。そして、その中で当然北朝鮮問題を取り上げて、そして、中国は国連安保理の常任理事国でもあります、常任理事国として責任ある行動を取ってもらいたい、こうしたことは申し上げております。
○国務大臣(岸田文雄君) 中国王毅部長とは二月、それから四月にも日中外相会談を行いました。そして、その中で当然北朝鮮問題を取り上げて、そして、中国は国連安保理の常任理事国でもあります、常任理事国として責任ある行動を取ってもらいたい、こうしたことは申し上げております。
このことについては、二月にドイツのボンで行われました日中外相会談においても、私の方から中国、王毅部長に対して、是非中国として責任ある安保理常任理事国としてしっかり役割を果たしてもらいたい、こういったことも働きかけたわけでありますし、先日も日本に続いてティラソン国務長官は韓国、中国を訪問したわけですが、中国において行われました米中外相会談においてもこうしたやり取りが行われたと承知をしております。
○国務大臣(岸田文雄君) 王毅部長とは、安保理における決議ですとか、それから各国の独自措置について様々意見交換を行いました。ただ、具体的な中身について、安保理においてもまだ今議論が続いておりますので、これを明らかにすることは控えなければならないと考えます。それぞれの考え方、立場について説明を行い、そして協力をしていくことについて働きかけを行った、こうしたやり取りであったと記憶しております。
○岸田国務大臣 王毅部長の記者会見の発言の真意とか背景については私から申し上げる立場にはありませんが、王毅部長を含めて、韓国の尹炳世長官も交え、三カ国の外相会談におきましては各国のさまざまな関心事について議論したわけですが、その中で、歴史について中国、韓国から発言はありました。そして、私の方から歴史認識について、一緒に行われた二国間のバイ会談も含めて述べさせていただきました。
こうした動きをどう考えるか、それから今後どう首脳会談に結びつけていくかということですが、二十一日に開催されました日中外相会談、王毅部長との会談の際に、もちろんさまざまな課題について議論をし、意見交換をいたしましたが、その中で一つ一致したこととして、昨年十一月の北京APECの際の日中首脳会談あるいは外相会談を機に、さまざまなレベル、さまざまな分野においてようやく日中関係を改善させようという流れが生まれつつある
特に、共同記者会見のときにも、中国の王毅部長というのは、歴史問題は過去形ではない、現在進行形だ、そういうふうに牽制しているわけですね。
ただ、今回のやり取りの流れを見ますと、王毅部長の念頭にあったのは、この四項目の中においては特に第二パラグラフ、歴史に関する部分ではなかったかなと受け止めています。ただ、第三パラグラフにつきましても、これは改めてしっかり我が国の立場は説明しておかなければなりません。
そして、十一月のAPECの際に会談した際も王毅部長の訪日を招請いたしましたが、今回も改めて中国、王毅部長の訪日を招請した、こういった次第であります。 引き続きまして、対話や協力、一つ一つ積み重ねながら両国関係を前進させていきたいと考えております。
必要な措置をとっているというのは一体何をとっているのか、甚だ我々は疑問に思っているんですけれども、その申し入れの中身と、また、王毅部長の反応の中で何か我々の参考になるようなことがもしあれば、御披瀝をいただければありがたいというふうに思います。