1947-08-08 第1回国会 参議院 決算・労働連合委員会 第1号
一應それについて私の考えを申上げるならば、行政整理に向うべきであるという、その御希望に對して、丁度それと反對なことになるのでございますが、これは時勢が止むを得ざる結果、そういう獨立省がどうしてもできなければ、産業の復興、生産の増強ということが所期の目的を達せられないので、行政整理の方が大切であるか、或いは生産を増強して産業を復興することが現下必要であるかという、このウエイトの相違ということが問題になるのであります
一應それについて私の考えを申上げるならば、行政整理に向うべきであるという、その御希望に對して、丁度それと反對なことになるのでございますが、これは時勢が止むを得ざる結果、そういう獨立省がどうしてもできなければ、産業の復興、生産の増強ということが所期の目的を達せられないので、行政整理の方が大切であるか、或いは生産を増強して産業を復興することが現下必要であるかという、このウエイトの相違ということが問題になるのであります
今日われわれが多年の要望でありましたところの勞働省の設置ということについて心強く思つておりますのは、勞働省という形の獨立省ができるということではなくて、その中に盛り込まれるところの勞働行政の一元化という點に期待をもつわけなのであります。
がいわゆるサービス省でなければならないという觀點からも、なるべく廣く民間側から、具體的に言うと顧問あるいは参與、専門委員等を簡抜して、民間の意見を聽くと同時に、勞働對策委員會とでもいうような委員會、また勞働者の教育に關する委員會、その他婦人問題に關する委員會、そういつた各種の委員會をつくつて、單にそれが委員會倒れにならず、實質的にその委員會と協力して、すなわち言いかえると、民間側と協力して、勞働省が獨立省