2017-04-18 第193回国会 参議院 内閣委員会 第5号
しかも、日本獣医師会も、愛媛県今治市が提案する獣医系大学の構想について、構想の内容はいずれも既存の十六獣医系大学で既に取り組んでいるものばかりであり新規性はなく、また獣医師の需要動向についても、全国的観点からは、地域、職域の偏在は見られるものの、獣医師総数は不足していないと、この獣医学部新設に関して完全に疑問視しているんですよね。
しかも、日本獣医師会も、愛媛県今治市が提案する獣医系大学の構想について、構想の内容はいずれも既存の十六獣医系大学で既に取り組んでいるものばかりであり新規性はなく、また獣医師の需要動向についても、全国的観点からは、地域、職域の偏在は見られるものの、獣医師総数は不足していないと、この獣医学部新設に関して完全に疑問視しているんですよね。
ですから、その四項目については、今治市の提案については必ずしも、地域的な偏在は見られるものの獣医師総数は不足していないと。また、青森県に所在する北里大学の卒業生も青森県にはごくわずかしか就職していないというようなこととか、既存の、やはり十六国立、私立獣医系大学が協力して国際水準の獣医学教育にも取り組んでいるんだということ。
また、獣医師の需要動向についても、全国的観点からは、地域・職域の偏在は見られるものの、獣医師総数は不足していません。地域や職域における不足解消のためには、六年制教育修了者への魅力ある職場の提供、処遇改善等が必要ですという内容でございます。
○政府委員(大場敏彦君) いま全体獣医師総数二万二千名余りおりまして、数としてはどれが十分でどれが不足だということはなかなか一概に律し切れない面がありますが、しかし、大体逐年二、三百名ずつふえてきているということで、諸外国に比べて決して不足だというような状態ではないというふうに思っております。