2010-11-11 第176回国会 参議院 法務委員会 第5号
あのときに、やはりこれはもう全員、法的に言えば、当時の法から、幕藩体制の法からいえば獄門さらし首ですよ、本当は。集団で殺りく行為に及んでいるわけですから、言語道断。しかし、一部では、これは本当に名誉ある、武士の魂、名誉ある行為であって、幕府としてはこれはもう、今で言う国民栄誉賞みたいなもんですね。そして、やっぱり寛大に、むしろ褒めてやるべきじゃないかという意見もあったそうです。
あのときに、やはりこれはもう全員、法的に言えば、当時の法から、幕藩体制の法からいえば獄門さらし首ですよ、本当は。集団で殺りく行為に及んでいるわけですから、言語道断。しかし、一部では、これは本当に名誉ある、武士の魂、名誉ある行為であって、幕府としてはこれはもう、今で言う国民栄誉賞みたいなもんですね。そして、やっぱり寛大に、むしろ褒めてやるべきじゃないかという意見もあったそうです。
最近、この政局をめぐって、自民党の中には、熱い鉄板の上で猫踊りをさせておけとか、あるいは首謀者は獄門、さらし首だとか、まるで大昔の野蛮な部族の争いのような言葉が飛び交っていました。そのような混乱を乗り越えて、与党の中からも一群の改革者が勇気を持って立ち上がることを、私は心から期待していました。極めて残念でありました。
江戸時代であれば、たちまちのうちに事実を確かめて獄門さらし首、それで日本人の秩序観がおさまって世の中が治まる、こういうことがあるんじゃないかというふうに思います。
小泉厚生大臣がテレビの中で、今の国民の感情は、これらの職を汚す者については市中引き回しの上獄門さらし首、これが国民の求めているところではないかといった感情があるという表現をしておられましたけれども、戦後五十年たちまして、世紀末でありますけれども、まさに世紀末とも言える公務員の汚職構造が示されているということでございます。