1974-04-04 第72回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第1号
、経済的な政治学を基盤の上に持ってきていないところに非常にもの足りないところがありますので、プロフェッサー・トーニーのような資本主義経済の実証的な発展というものをじみに見つめていた人たちから大いに学ぶところがあったのですが、私はそれ以前に一番最初に農政の問題は小農主義的な横井時敬さんの本をひもといたり、あるいはマルキシズムの実証主義的なマルキストとして名が高かったウィスコンシン大学から帰ってきた猪俣津南雄
、経済的な政治学を基盤の上に持ってきていないところに非常にもの足りないところがありますので、プロフェッサー・トーニーのような資本主義経済の実証的な発展というものをじみに見つめていた人たちから大いに学ぶところがあったのですが、私はそれ以前に一番最初に農政の問題は小農主義的な横井時敬さんの本をひもといたり、あるいはマルキシズムの実証主義的なマルキストとして名が高かったウィスコンシン大学から帰ってきた猪俣津南雄
昔は猪俣津南雄さんあたりの論文、私たちはそういうものを読んだのです。
○証人(平野力三君) 私は大正十一年に早稻田大学を卒業いたしたのでありますが、丁度私が在学中は、早稻田大学には大山郁夫、佐野学、猪俣津南雄、安部磯雄、北澤新次郎、こういうような社会主義、共産主義を奉ずる学者、教授がありまして、学生時代これらの教授の思想の影響を受けたことは、大体私が社会主義者としてのスタートの第一歩であります。