1951-08-15 第10回国会 参議院 予算委員会 閉会後第1号
特に岩手県のごときは本州最大であり未開発地が非常に多く従つて交通が非常に不便であり、又雨量が非常に多く、且つその水の出口が一の関の狹搾部で塞がれているので惡條件が重なつている、そのため災害の被害額が年々莫大な額に上つております。これを昭和二十三年の市町村別の災害額で見ますと、一千万円以上の市町村が全体の約七割を占めています。
特に岩手県のごときは本州最大であり未開発地が非常に多く従つて交通が非常に不便であり、又雨量が非常に多く、且つその水の出口が一の関の狹搾部で塞がれているので惡條件が重なつている、そのため災害の被害額が年々莫大な額に上つております。これを昭和二十三年の市町村別の災害額で見ますと、一千万円以上の市町村が全体の約七割を占めています。
三月の一日は岩手縣の大槻土木部長と、東北建設局盛岡統合事務所の佐藤技官等の皆様方の案内で、北上川の中流である一ノ関の下流宮城縣境の狹搾部一帶を調査いたしまして、それから北上川筋を漸次上流地帶に上りまして、水沢から江刺郡下の水害の激甚地を調査いたしました。そうして和賀郡の黒沢尻に出てまいりました。それからまた上流に進みまして、花巻まで参りまして、そこへ泊つたのであります。
○三島説明員 肱川はただいま御指摘がありました通り、下流が狹搾部によつて非常に狹められおります上に、しかもその狹搾部附近が非常な急流でありますので、非常に工事がむずかしい川であります。これは現に中國土木出張所におきまして、九州帝國大學の教授とも連繋いたしまして、調査をいたしておるのであります。