1980-05-13 第91回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
問題は、私が聞きたいのは、たとえばこういうそれぞれの独立自治体の中で、何か都市計画税や手数料や使用料、そういったものを初め、自主性を損なわれるような補助金制度とか調整交付金制度というものがあっていいのかどうなのか。
問題は、私が聞きたいのは、たとえばこういうそれぞれの独立自治体の中で、何か都市計画税や手数料や使用料、そういったものを初め、自主性を損なわれるような補助金制度とか調整交付金制度というものがあっていいのかどうなのか。
それを自転車荷車税ははずす、あるいは木材引取税は税率を引き下げる、こういうふうに独立自治体の自主的な税というものはどんどん削っていって交付金、交付税で調整し、中央集権によって地方自治体を操作しよう、財源の上で押え込まう、こういうふうな方向に行くことが自治庁長官としての自治行政のあり方である、あるいは市町村のことを考えてやるやり方である、こういうのならばこれは意見が違うからなんでありますが、少くとも市町村
それから町村合併をして行くならば、町村の自治的の性格はますます強化されまして、完全独立自治体の性格がだんだん強くなつて来るのでありまして、県の自治体的の性格を持つておる行政事務が、市町村に相当委譲されなければならぬというようなことを予期しておるのであります。県において残るものは何かといいますと、これは国家的性格を持つ行政事務が非常に多くなるのでございます。
國家機構の延長というような考え方が、大きく法制的に盛られておつたのを、これを独立自治体にしよう。すなわち自治体の機能とか、あるいは自治体の望まない事務を、國家の権力によつてむりに強制するというようなことはいけないものだ、というような精神から、この自治法が制定されたものと一應常識的に考えておるのであります。
○政府委員(國鹽耕一郎君) 警察は御承知のように、自治体警察というものに全國分かれまして、数は、はつきり覚えて得おりませんが、相当の数の独立自治体警察があるのでありまして、それは相互に一應連絡するということになつておりますけれども、強制的、義務的にこれを統制するということは不可能であります。從今して、各自別個の行動をとり得る。或るものは一般犯罪に力を入れるけれども、経済取締りには力を入れない。