1949-08-01 第5回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第1号
○丹羽五郎君 この自由港について、仮りに自由港ができても日本が独立國家になつた場合にはその切替えはどうなんですか。永代租借権のような恰好になりますか、今ここにあるシンガポール、マラッカ、大連、ジブラルタル等永代租借のような恰好になつておるのでありますが、それの見方はどうなんでありますか。
○丹羽五郎君 この自由港について、仮りに自由港ができても日本が独立國家になつた場合にはその切替えはどうなんですか。永代租借権のような恰好になりますか、今ここにあるシンガポール、マラッカ、大連、ジブラルタル等永代租借のような恰好になつておるのでありますが、それの見方はどうなんでありますか。
今のような國民の政治教育の程度、あるいは日本の民主化されておりますところの現段階における選挙運動、あるいは政治教育、あるいは今日の日本の社会秩序の回復の現状、政治経済の再建の過程等々をにらみ合して、今日なお独立國家にすらなれないような日本の各般の情勢から考えてみましたときに、選挙運動を野放しにするということになりますと、そこから來るところの弊害がまたいろいろなものが出てくると私は考えます。
從つてこのような大藏省のもとにおいて、今後日本の徴税の問題あるいはその他の財政一般の問題、予算の問題が扱われたならば、日本が完全に自主的な独立國家としての財政運営をやることなく、外國の独占資本の隸属下に運営されるところの機関となる。このことが今度の設置法には随所に出ておる。こういつた、まことにお話にならない大藏省の機構そのものに対しては、私たちは根本的に反対をしなければならない。
また外交を再開する面におきましても、ただいま準備中でありますので、その準備の内容が万遺憾ない結果を生むような機構と構成が必要でありますが、さような点についても、これは独立國家として考えておりまする外交的な面が多く規定せられておるのでありますから、そういう点からもわれわれは非常に遺憾の意を表明するものであります。
即ち今回の行政整理におきましても、現業官廳は二割を整理するのを、造幣局においては三割を整理するという方針でやつておりますが、技術としてはこれは独立國家としては是非こういうものは必要なことでありますから、規模は縮小いたしますが、やはり存続して行きたい。殊に日本が國際経済に参加して行くということになりますと、是非ともなければならないものだと考えております。
こういつた点は完全な独立國家には出て來ない法的な表現方法である。きわめて危險なものである。こういうことを言つておりますが、そういつたことを檢討いたしますと、この法案は、特に他の組織法とは違いまして、首切りの方は比較的問題になつておりません。檢察廳の方で少々首切るといいますが、大したことはない。
このような状況を見ますと、これはどうもこの廳はほんとうに日本の工業や商業を発展させて、独立國家としての生産を維持しようという点には、きわめて縁遠いような感じが深い。特に鉱山保安局などにおいては、これは問題になつたところでございますが、災害防止の点においては、依然として鉱山保安局と労働省との関連において相当大きな問題があります。こういう点はきわめて納得行かない点がたくさんある。
こういう点の機構、それからそれが終つて、いよいよ日本が独立國家としての本來の外務省の任務、いわゆる國際外交舞台において立つて行けますような機構、この三つのものを大体主眼点として考えますと、各省設置法案などというものは、しよつちゆうかえて、あまり時間がたたないのにまた機構をかえたとか、やれいじくつたということでは、國の行政上からもあまりおもしろくないと思います。
このような民主的な再建を通じて独立國家の体面を保持いたして参ります場合において、先ほど申し上げたように、國際法上において明らかに誤りであると米本國において認められているものに対して、日本の國民自身が卑屈な態度をもつて、これに対して権利を放棄するという態度は、これは日本の民主的な再建の考え方において、まことに考えの誤りであるとわれわれは考えるのであります。
言いかえれば未だ國際関係におきましては独立國家としての交際を許されておらぬのであります。 終戰すでに四年になんなんといたしまして、憲法の規定で一切の武力を捨て、平和國家として立つて行くことを念願としておるわが日本國民は、一日もすみやかに講和條約の締結を期し、國際場裡における独立國として世界平和に貢献せんことを望まないものはないでありましよう。
從つてこの構想がどういうような構想であるか、具体的なことはお願いいたしませんが、大体アウト・ラインはどういうものであり、しかしてこれに対して國民大衆は、どういうような心組みをもつて行つたらば將來の日本独立國家、あるいは完全な講和條約締結への前進であるかということを御説明願いたいと思います。
しかしながらさようなふうにわが國に対する講和問題に対しては、政府並びに民間としてこれを待望する國々も少くないのであります、こうした場合におきまして、それら対日講和をやつてもよろしいという意見のある國と個別的條約を結び、それらをたくさん集めて、すなわち多辺的講和方式といいますか、なるべくすみやかにわが國が世界における独立國家として進めるように、さような方式で行く可能性がないかどうか、総理大臣の見解を承
○田村文吉君 総理はその施策方針演説の中に、講和会議促進態勢に関してお話になつたのでありますが、終戰以来すでに三年有半、心ある大多数の國民は閉門謹慎の態度を以て、口には出さなくても、一日千秋の思いを以て、平和的な、自由な独立國家の招来を祈念しておるのである。
この意味において、一日もすみやかに独立國家としての行動を熱望するものであります。もちろん、平和なる文化國家の建設と、國民すべてが眞に民主化するには、この上とも連合國の御指導を常に仰がねばなりません。われわれは、この際、連合國への感謝と感激を事実をもつて表現することを忘れてはなりません。すなわち、これこそ日本建設への光明であり、最善の機会であります。
殊に日本がまだ独立國家じやない、講和会議も迎えてない時において、私は十二分の國際関係の協調を図り、政府と民間の外交が力を併せて、漁区の拡大というような問題は必然考えなければならない重大な問題であると思う。
しかも九月一日に連合軍総司令官からの加入を勧奬を受けて、日本がこの條約に入る決意をしたようなことでありまして、私みずからは、完全な独立國家にならない現在に、かような一歩々々國際関係を踏んで行く形においては賛成でありますが、昨日も檢討されたのでありますが、占領軍の統治下にある日本の現状において、テキストが八月に入り、完全に檢討しないでおつたろうと思われるにかかわらず、勧奬を受けてこれをすぐ決意をされる
そうして飽くまで友愛と協調の精神を以て、進んで勤勉をして、我が日本の独立國家の建設へ邁進せんというがごとき一つの指導理念を以て我々は行動しておる。この一つの引揚者の團体に対して、政府は大いに現在よりも、より以上の熱意と友情を以て資材、資金、職業の斡旋をするような態度を、根本的にここにもつと樹立する必要があることを、私は各所を視察して特に考えたのであります。
また、新パリ條約に加入することにより、わが國として特に有利となることがあるか、特にないというのであれば、わが国は占領下独立國家としての昨日も十分に発揮し得ない今日でもあるから、十分な審議の余日も少ないのに、取急ぎ本条約等に加入する必要があるのかとの質疑がありましたが、これに対し政府側としては、新條的は旧条約と大差はないが、幾多新規な技術的規定を含んでおり、実施期日も七月一日に迫つておることで、殊に郵便連合事務局
かような時間が到來したならば、必ず独立國家として認められるときもあるでしよう。そのときに備えて、外交官の派遣ということも考えなければならぬと思うのであります。政府はこれらに対してどういう用意をしておるか、どんな状態で進められておるか、それも伺つてみたいと思います。
この度の戰争において日本は敗戰し、祖國朝鮮は独立國家として開放されたのである。このときにおいて、次代の朝鮮を背負う学童の教育機関である朝鮮学校を閉鎖せしめることは、日本帝國主義の再現である。日本政府の反動的なこの措置に対して、我々は飽くまでも対抗して最後の勝利を獲得しなければならない。」
このたびの戰争において日本は敗戰し、祖國朝鮮は独立國家として解放されたのである。このときにおいて、次代の朝鮮を背負う学童の教育機関である朝鮮学校を閉鎖せしむることは、日本帝國主義の再現である。日本政府の反動的なこの措置に対して、われわれはあくまでも対抗して、最後の勝利を獲得しなければならない。この意味において、本日のデモ行進には全員参加することを希望する、というような趣旨であるのであります。