1953-03-09 第15回国会 衆議院 文部委員会 第16号
過去七十年間、日本の文部行政というものは官僚の独善行政によつて、ほとんど文部省令なり、勅令によつてやられたのだ。その間に昭和二十三年、画期的な教育委員会法ができて、日本の教育革命というものが起つた。この教育行政の転換をした一つの節というものが、頭から抜けていらつしやるのではないかという気がしてならぬのであります。
過去七十年間、日本の文部行政というものは官僚の独善行政によつて、ほとんど文部省令なり、勅令によつてやられたのだ。その間に昭和二十三年、画期的な教育委員会法ができて、日本の教育革命というものが起つた。この教育行政の転換をした一つの節というものが、頭から抜けていらつしやるのではないかという気がしてならぬのであります。
今にしてこの悪風を芟除一掃いたしませんと、官僚の独善行政が横行し、主権は國民になく、一部官僚の掌握するところとなり、憲法は破壊され、軍閥に代る官僚専制政治が現われるのではないかと、まことに寒心にたえません。國権の最高機関でありまする國会といたしましては、かように風潮にたいしましては、それがどんなに軽微な事柄であつても、少しの妥協も許してはなりません。