1991-01-29 第120回国会 参議院 本会議 第7号
その上、国会開会中であるにもかかわらず、追加支出を国会に諮らず、論議もせず、一方的に米国との間で取り決めたことは、外交は政府の専権とは申しながら独善外交に過ぎませんか。 総理、国民は戦争の長期化と負担の一層の増加を心配いたしております。湾岸戦争に対する支援は今回の九十億ドルで打ちどめと、確信を持って国民に約束できますか。
その上、国会開会中であるにもかかわらず、追加支出を国会に諮らず、論議もせず、一方的に米国との間で取り決めたことは、外交は政府の専権とは申しながら独善外交に過ぎませんか。 総理、国民は戦争の長期化と負担の一層の増加を心配いたしております。湾岸戦争に対する支援は今回の九十億ドルで打ちどめと、確信を持って国民に約束できますか。
予算審議の過程で明らかになった沖繩返還協定にまつわる密約問題は、官僚独善外交の姿を余すところなく露呈しております。国会と国民を欺瞞して、沖繩軍用地の復元償補を実質的には日本国民の税金で行なうことは許せないことであります。
想像力と判断力を欠いた官僚の独善外交の立ちおくれを痛感せざるを得ないのであります。(拍手) 総理は、所信表明の中で、ニクソンの中国訪問をアジアの緊張緩和に役立つものとして歓迎すると言っておりますが、もしそれがほんとうなら、第四次防衛力整備計画を中止し、自衛隊の増強をやめるべきではないでしょうか。
その場合になって政府のアトランダムな判断できめていくことであって、国民はそんなことは心配するなと、これは独善外交ですよ。われわれそのことを非常に心配しているわけですから、国民にかわってわれわれはそれを政府にお尋ねしておるわけだ。そのことなくして、運用の問題に対してイエスと言い得るなどというのがおかしいでしょう。言う以上は、何か基準があり、具体的判断というものがあるはずなんですよ。
秘密外交、独善外交を排して、国民の前にあなたが得られた心証を——外交に秘密がありましょうから、そのものずばりでおっしゃってくださいとは申さない。
わが公明党は、現在の外交が、言うなれば秘密、独善外交におちいりがちである。そして国会における論議が、先ほど私も如実に味わさしていただきましたけれども、平行線であります。これでは国民の基礎の上に立った外交というものはできるものじゃない。そういう意味において政府・与党の深い反省を求めたい、こういう意味で申し上げておるのであります。
また、特権的官僚勢力が国民に秘密のうちに事を進める官僚独善外交も、これももはや現代の外交のあり方として絶対に許されるものではないのであります。(拍手)すなわち、現代の外交は、国民を背景とした外交でなければならないのであります。すなわち、国民が進める国民外交と、政府が進める政府外交と、この二つが車の両輪とされるものであります。
国民外交でやる、秘密独善外交はいかぬということでね。それを具体的にやる場合にはどういうそれじゃ……。それじゃない、そういうことじゃないとおっしゃるならば、どういう方途がそれじゃ他にあるかという問題なんです。その点をひとつ伺っておきたい。
なぜこういうことを言うかというと、独善外交だとか、秘密外交ということではなくて、片一方では国民外交でいかなくちゃならぬじゃないか、こういうことが叫ばれておるわけです。なるほど協定ができましたよ。こういう協定ですが、できましたと。だから、国会はこれに対して賛成せよとか、反対せよとか……。反対じゃ困るんだと、賛成せいといって脅迫をしておるわけです。
吉田元総理大臣や池田総理が対米従属のかまえを強めるに従って、秘密独善外交の習癖の中で、債務と心得るといったことだけが、債務性の根拠であります。(拍手)まして国民と国会は、それらに拘束され、義理立てする必要はごうまつもないのであります。
占領政策のなごりとしての吉田内閣以来の秘密外交、独善外交の実体が、ついに池田内閣に至って、ここに馬脚を現わすに至ったのであります。 アメリカと日本との債権債務の実体を追及すると、アメリカは、占領政策を遂行中に、すでに援助資金に対する債務を履行するに十分なだけの貿易収入をかちとっておるのであります。
その技術的な面がまかせられていることが、あたかも何もかも全部外交に関する行政権をまかせられているから、内閣の得手勝手にやれるというような考え方が、日本の外交を昔の宮廷外交から一歩も前進させないところの秘密外交、この官僚的な独善外交、末梢的な技術外交に陥れているのですが、この池田さんが、内閣で相談したから国会の承認を得なくてもいい、こういう考え方、あなたは形式的に、ある意味において形式的ですが、国会の
また、政府の高級官僚の人々、そういう人々は、ややともすれば秘密独善外交を好むという欠点を持っていますが、こういう政府部内の高級官僚が腹の中で何を考えておりましょうとも、それによって、国民は何らの拘束をも受くべき筋合いのものではございません。
従って、本会議場でただすべきことはただし、党と党の間で党首会談等で十分な秘密裏の話し合いも行ない、同時に、外務委員会の秘密会等で国会における論議を尽くすという建前で、外に向かって超党派的な本筋の入った外交ができるように、政府・官僚独善外交にならぬ外交ができるように、一つ政府・与党において十分考慮されたいと思います。
これこそ全く秘密外交、独善外交というべきであって、戦争内閣の閣僚たりし岸総理の本性を遺憾なく露呈しているものといわなければなりません。(拍手) 第二の理由は、安保改定交渉が、現行安保条約の改正という形をとっておりますが、実質は全く性格の異なった軍事目的を内容とするものであり、日本にとってはかえって不安全を保障する条約となる点であります。
秘密独善外交をとられるというならば何をか言わんやでありますが、民主政治家として立っていこうとされるからには、秘密独善外交を排するというお考えだろうと思う。そうだとするならば、いろいろな問題といっても、今日国民が解決を欲しておる日米間の主要な問題はおよその見当がつくと思うのです。
昨年の総選挙において、当時の民主党総裁たる鳩山氏は、従来の吉田外交に対し、秘密独善外交であると激しくきめつけ、強力に勇敢に日ソ交渉を進めるべきであると主張して国民の共鳴をかち得ました。
私はもう少し、鳩山内閣は吉田内閣の外交に対して、自主外交ということを特に強調されてきた、あの秘密独善外交廃止、自主国民外交ということを強調されてきたその裏にわれわれの期待するものは、何もアメリカと仲を悪くしろということを言っているのじゃないのですよ。もっと自主性を持った協調外交をやってもらいたい。
要するに総理はかねてから吉田前総理の秘密独善外交を追及してこられたのでありますから、今こそ一つ思い切って大胆に国民に向ってこの問題解決のための政府の決意、所信を表明し、またその協力を求むべきである、かように考えまするが、この席上一つ総理の御所信を承わりたいと思います。
これは吉田独善外交、書簡外交といたしまして、近世史上における一大失政である、こう断言して差しつかえないと思うのでございます。従って、それに次いでできました鳩山内閣といたしましては、少くともこの誤まりを正すだけの政策をおとりになるものと私は期待しておりましたが、今日まで何らその跡形を見ないのでございます。 さらに昨年の十二月十一日、重光外務大臣は対外声明を出されました。
これは各党の協力、国民の大多数の支持のもとに日ソ交渉を進めようとする首相の熱意もうかがわれるところでありまして、吉田首相の極端な秘密独善外交の方法に比べまして、われわれの大いに好感を持てる点でございますが、これは一ぺん限りのものであってはならないのであります。交渉は必ずしも何ら波乱もなく短時日のうちに終結するものとは私どもも考えておらないのであります。